Animoca Brandsの「Mocaverse」とスクウェア・エニックスの「SYMBIOGENESIS」が提携し、Web3ユーザーのオンボーディングを加速へ
2024年10月3日、Animoca Brandsが運営するWeb3サービスの共通グロースインフラネットワーク「Mocaverse」と、スクウェア・エニックスが展開するNFTプロジェクト『SYMBIOGENESIS』が、Web2からWeb3へのユーザーオンボーディングを加速するための覚書を締結しました。
Web2からWeb3へのシームレスな移行を目指す
『SYMBIOGENESIS』は、スクウェア・エニックスが手がけるNFTコレクティブルアートプロジェクトで、2024年6月には第2章のゲームコンテンツが公開されました。
このプロジェクトは、日本のゲーム業界をリードするスクウェア・エニックスが提供する新たなエンターテインメントコンテンツです。
一方、Mocaverseは、Animoca Brandsが率いる最初の公式メンバーシップNFTプロジェクトとして開始され、さまざまなWeb3サービスのグロースインフラです。
今回の提携は、Mocaverseのネットワークを活用して、ユーザーがWeb3ゲームやアプリケーションにスムーズにアクセスできる環境を提供し、ガス代やシードフレーズ管理といった複雑な要素を取り除くことに重点を置いています。
MocaverseとSYMBIOGENESISの提携の詳細
今回のパートナーシップでは、スクウェア・エニックスはMocaverseのオンチェーンデジタルアイデンティティ「Moca ID」とポイントシステム「Realm Points」を取り入れることで、Web3への移行をサポートします。
これによって、『SYMBIOGENESIS』のユーザーは、Animoca Brandsの540以上のポートフォリオ企業やパートナーが集まる「Moca Network」に参加することを検討しています。
また、Moca Networkに登録している180万人以上のユーザーに対しては、『SYMBIOGENESIS』のコンテンツへシームレスなアクセスが提供されることを目指しており、Web3の普及を一層加速させるプロジェクトです。
MocaverseプロジェクトリーダーのKenneth Shek氏は、「MocaverseとSYMBIOGENESISのパートナーシップは、Web3へのオンボードのハードルを下げ、Web3の普及を加速させる大きな一歩になる」とコメントしています。
スクウェア・エニックスのSYMBIOGENESIS プロデューサー玉手直之氏も、「Mocaverseとの連携を通じて、多くのユーザーをWeb3の世界に迎え入れることができることを大変嬉しく思う」と述べています。
今回の提携は、両社にとってWeb3へのユーザーオンボーディングを促進する重要なステップとなり、今後もユーザーの利便性を向上させる取り組みが続けられる予定です。
ガス代やトランザクションの複雑さに悩まされることなく、数百ものWeb3アプリケーションに簡単にアクセスできる未来が、ますます現実味を帯びてきています。
この動きは、Web2ユーザーがWeb3の世界により簡単に移行できるようサポートし、成長を後押しする大きな一歩となるでしょう。
参照:公式