この記事では、仮想通貨NEAR (ニア)とは?今後の将来性や特徴について解説していきます。
※本記事の内容は投資勧誘を目的とするものではなく、情報提供のみを目的としています。
NEAR(ニア)とは?
Near | |
発行年 | 2020年 |
創設者 | Illia Polosukhin(イリヤ・ポロスキン)とAlexander Skidanov(アレクサンダー・スキダノフ) |
コンセンサスアルゴリズム | PoS(Proof of Stake) |
ブロック生成時間 | 約1秒 |
発行上限 | 明確な発行上限はないが、インフレ率は年間5%に設定 |
時価総額 | 57.3億ドル *2024年9月時点 |
24時間取引高 | 3.6億ドル *2024年9月時点 |
NEAR Protocolは、2020年に発行されたレイヤー1のブロックチェーンで、高速でスケーラブルなトランザクション処理を実現しています。
Nightshadeというシャーディング技術により、ネットワーク全体の取引を効率よく処理し、Doomslugという独自のPoSアルゴリズムを使って取引の確定を迅速に行います。
NEAR(ニア)の特徴
以下の、NEAR(ニア)の特徴について解説していきます。
- 独自のProof-of-Stake(PoS)アルゴリズムであるDoomslugを採用
- Nightshadeと呼ばれるシャーディング技術
- 供給量は毎年5%のインフレ率に設定
独自のProof-of-Stake(PoS)アルゴリズムであるDoomslugを採用
NEAR Protocolは、独自のProof-of-Stake(PoS)アルゴリズムであるDoomslugを採用しています。Doomslugでは、通常のPoSシステムよりも速いブロックの最終確定(ファイナリティ)を実現しており、1回の通信ラウンドでブロックが最終確定されます。
取引の完了までの時間が他のブロックチェーンよりも短縮され、非常に高速なトランザクション処理が可能です。
Nightshadeと呼ばれるシャーディング技術
NEARのもう一つの特徴は、Nightshadeと呼ばれるシャーディング技術です。
シャーディングは、ネットワーク全体を「シャード」と呼ばれる小さな部分に分割し、それぞれで同時にトランザクションを処理することでスケーラビリティを向上させる仕組みです。
NEARのNightshadeは、他のシャーディング技術とは異なり、各シャードが次のブロックの一部を生成し、これが最終的に1つのブロックとしてまとめられます。
供給量は毎年5%のインフレ率に設定
NEARトークンの初期供給量は10億枚で、毎年5%のインフレ率が設定されています。このうち、90%はステーキング報酬としてバリデーターに配布され、10%はNEARの開発や維持のための財団に割り当てられます。
NEARには明確な発行上限はなく、持続的なエコシステムの発展を支える設計となっています。
NEAR Protocolは、スケーラビリティ、使いやすさ、相互運用性を強みに持つ次世代のブロックチェーンであり、dAppsやDeFi分野での利用が急速に拡大しています。
NEAR(ニア)の将来性
NEAR(ニア)の将来性について解説していきます。
Auroraの導入とEthereumとの相互運用性の確立
near official
Auroraは、NEARの上に構築されたEthereum Virtual Machine(EVM)であり、これによりEthereum上で動作するdAppsをNEAR上で実行できるようになりました。
この発表は、NEARがEthereumエコシステムとの相互運用性を強化する重要な一歩として大きな注目を集めました。
さらに、Rainbow Bridgeの導入により、Ethereum上の資産をNEARネットワークに移動させることができるようになり、NEARがDeFiやNFTの分野でさらに成長する可能性を広げました。
Alibaba CloudやGoogle Cloudとの提携
near official
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NEARはAlibaba CloudやGoogle Cloudの強力なインフラを利用することで、開発者がより容易に、迅速にプロジェクトを進められる環境を提供しています。
また、これによりNEARエコシステム全体がスケーラビリティやセキュリティを強化し、より多くのdAppsやWeb3プロジェクトの展開が期待されています。
TVLは着実に増加傾向
DefiLlama
記事執筆時点では、NEARのTVLは着実に増加しており、TVLは2億3,600万ドルに達しました。特にAurora(NEAR上のEthereum互換レイヤー)やRainbow Bridgeを通じた資産の移動が進むことで、DeFiプロジェクトがさらに活性化し、TVLの増加に寄与しています。
今後の見通しとして、NEARのTVLは、さらなるdAppやDeFiプロジェクトの登場、ならびにユーザーの増加に伴い、引き続き増加する可能性があります。
特に、Ethereumとの相互運用性の強化や新たなパートナーシップによって、他のブロックチェーンエコシステムからの資産流入が期待されています。
NEAR(ニア)はどこで買える?
NEAR (ニア)を購入できる取引所は、
- SBI VCトレード
- CoinTrade
で購入することができます。
取引所 | SBI VCトレード | CoinTrade |
取扱通貨数 | 24銘柄 | 19銘柄 |
取引所手数料 | Maker:-0.01% Taker:0.05% | × |
販売所手数料 | 無料 *スプレッドあり | 無料 *スプレッドあり |
出金手数料 | 無料 | 550円 |
送金手数料 | 無料 | 1 NEAR |
SBIグループの「SBI VCトレード」がおすすめです。
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