【国内初】SBI VCトレード、USDCの一般向け取扱いを開始
日本円でのUSDC売買・入出庫に対応、国内で唯一の取引サービスに
SBI VCトレード株式会社は、2025年3月4日付で、日本国内における「電子決済手段等取引業者」(登録番号 関東財務局長第00001号)として正式に登録を完了しました。
そして、2025年3月26日19時より、米ドル連動型ステーブルコイン「USDC(ユーエスディーシー)」の一般向け取扱いを開始しました。
SBI VCトレードは、日本国内で初めて、日本円でUSDCを売買・入出庫できるサービスが提供されることになります。
また、米ドル定期預金を上回る収益が期待できるUSDCレンディングサービスの早期提供開始を目指すとしています。
ステーブルコインUSDCの買い方、国内取引所での購入方法についてはこちらで解説しています。
USDC取扱概要(売買)
項目 | 内容 |
---|---|
取扱 | 販売所 |
銘柄 | USDC |
取扱単位 | 0.01 USDC |
最小発注数量 | 1 USDC |
最大発注数量 | 100万円相当額 |
呼値の単位 | 0.001 |
USDC入庫概要
項目 | 内容 |
---|---|
対応時間 | 24時間365日 |
手数料 | 無料 |
最高数量 | 100万円相当額 |
USDC出庫概要
項目 | 内容 |
---|---|
対応時間 | 24時間365日 |
手数料 | 無料 |
小数点以下桁数 | 6桁まで対応 |
最小出庫数量(1回) | 0.000001 USDC(小数点以下6桁) |
最大出庫数量(1回) | 100万円相当額 |
なお、USDCの取扱いチェーンはイーサリアム(ERC-20)のみとなっており、他のチェーンでの入庫には対応しておりません。今後、順次対応チェーンを拡大する予定です。
USDCは、米ドルの価格に連動したステーブルコインで、現金および現金同等資産によって裏付けられています。裏付け資産は信頼性の高い金融機関に保管されており、第三者機関による月次の証明報告により透明性が確保されています。
デジタルドル経済へのアクセス手段として、USDCの利活用が今後さらに拡大することが期待されます。
参照:公式
ステーブルコイン「USDC(USD Coin)」とは?
項目 | 詳細 |
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トークン名 | USDC |
ジャンル | ステーブルコイン |
ブロックチェーン | Ethereum |
コントラクトアドレス | 0xa0b86991c6218b36c1d19d4a2e9eb0ce3606eb48 |
総供給量 | 64.71B枚 *2025年8月時点 |
発行日 | 2018年9月 |
公式サイト | https://www.circle.com/usdc |
USDC(USD Coin)は、米ドルと連動するステーブルコインで、2018年9月にフィンテック企業のCircle社と大手暗号資産取引所のCoinbase社によって設立されたCentre社により発行されています。
ステーブルコインとは、法定通貨と等価になるように設計されたブロックチェーン上のデジタル通貨で、USDCは1USDC=1米ドルとなるように設計されています。
USDCは、発行量と同量の米ドルを保有する「法定通貨担保型」のステーブルコインに分類されます。
また、発行元のCircle社は米国の規制を順守しながら運営しており、毎月大手会計事務所による監査を受け、準備資産レポートを公開するなど、透明性が高いことが特徴です。
*国際的には暗号資産の一部として取り扱われていますが、日本の資金決済法では、暗号資産に該当せず、「電子決済手段」として規定されます。
参考:USDC.com