News 暗号資産

MoonPay、AIエージェント向けOWS公開|8チェーン対応の新規格

当サイトにはPRリンクを含む場合があります。

MoonPayは3月23日、AIエージェント向けのオープンソース型ウォレット規格「Open Wallet Standard(OWS)」を公開しました。AIが秘密鍵を外部に出さずに資産を管理し、トランザクション署名や複数ブロックチェーンでの支払いを行える仕組みで、GitHubやnpm、PyPIからすぐに利用できます。AIと暗号資産決済をつなぐ基盤整備が一歩進みました。

今回のOWSは、同社が2月に公開した「MoonPay Agents」を土台に開発が進められてきました。ウォレットの管理権限をユーザー側に残す非カストディアル型で、ローカル環境を重視したつくりとなっています。コードはMITライセンスで公開されており、商用用途を含めて幅広い利用が見込まれます。

対応範囲は広く、単一のシードフレーズから複数チェーンを扱うことができます。EVM、Solana、Bitcoin、Cosmos、Tron、TON、Filecoin、XRP Ledgerといった8つのマルチチェーンに対応しています。チェーン識別にはCAIP-2形式を用い、異なるネットワーク間でもアドレスや署名の扱いをそろえました。AIエージェントがチェーンごとに別の処理を持たずに済み、送金や決済の流れを横断的に扱いやすくなるとみられます。

安全面への配慮も盛り込まれています。秘密情報はAES-256-GCMで暗号化され、署名のタイミングでのみ一時的に復号される仕組みです。処理後は速やかに消去されます。さらに、支出額の上限や送金先の制限、利用可能なチェーンの指定などを細かく設定できる機能も備えました。

今回の取り組みには、複数の主要企業・団体が関わっています。PayPal、OKX、Ripple、Tron、TON Foundation、Solana Foundation、Ethereum Foundation、Base、Polygon、Sui、Filecoin Foundation、LayerZero、Circleなど15以上の組織が仕様づくりに参加しました。

MoonPayの共同創業者兼CEOであるIvan Soto-Wright氏は、「エージェント経済には決済の仕組みはあったが、ウォレットの共通ルールが欠けていた。今回それを整え、オープンソースとして公開したことで、必要な要素がそろった」と述べました。AIエージェントが実際に資産を扱うには、ウォレット層の整備が不可欠との認識を示した形です。

AIエージェントがオンチェーンで資産を扱う環境は整いつつあります。

参照:公式

  • この記事を書いた人

gemefi.town編集部

gamefi.townは、ブロックチェーンゲームと暗号資産・Web3領域を専門に扱うメディアです。最新のトレンドや注目トピックをリアルタイムで発信しています。実際の体験や一次情報の精査をもとに分かりやすく解説。公式Xでは最新ニュースをリアルタイムで発信中です。ぜひフォローして最新情報をご確認ください。

-News, 暗号資産