CircleのステーブルコインUSDCが2026年3月、月間で10億件を超えるユニークトランザクションを処理しました。
In March alone, @USDC processed over a billion unique transactions.
This is the first time a stablecoin has crossed the billion-transaction mark in a single month. pic.twitter.com/2eDg8Dalog
— Peter Schroeder (@peterschroederr) March 30, 2026
ステーブルコインが単月で10億件の大台を超えたのは初めてで、ブロックチェーン上の送金・決済インフラとしての存在感が一段と強まっています。
足元では、USDCの利用拡大が取引所内の決済手段にとどまらず、複数チェーン上の流動性移動やオンチェーン取引の基盤に広がっていることがうかがえます。特に成長先として挙げられているのが、イーサリアムのレイヤー2であるStarknetと、分散型デリバティブ取引基盤のHyperliquidです。
Starknetでは、Circleが2025年10月にNative USDCとCCTP V2の導入計画を公表しており、2026年3月時点でUSDCの移転や利用環境の整備が進んでいます。詳細な3月単月の寄与割合は公表されていませんが、Circle関係者はStarknetをUSDCの成長が最も速い領域に挙げました。ブリッジ経由ではなくネイティブ発行のUSDCが使える環境は、送金や資金移動の摩擦を下げる要因になっているとみられます。
HyperliquidでもUSDC建ての取引需要が膨らんでいます。3月24日には、1つのアドレスが225万USDCをHyperliquidに入金し、1000万ドル規模のGOLDロングポジションを開いた事例が報じられました。3月20日時点では、Hyperliquidの24時間手数料収益が200万ドルを超え、USDCを基軸とした取引がその一因になったとされています。
流通規模も高水準です。USDCの流通量は3月26日時点で78.2億ドルとなっています。月間10億件超という取引件数の記録は、この流通量を背景にUSDCが広範なチェーンやアプリケーションで回転していることを示す数字といえます。
Liskのリサーチ責任者Leon Waidmann氏は3月22日、Artemisデータを基にUSDCの日次トランザクションが52週高値を更新し、単日で3905万件を処理したと投稿しました。前年同時期比で359.1%増だったとし、月末の10億件突破に向かう加速を裏付ける内容です。
