JPYC株式会社は5月15日、JPYC EX(JPYCの発行・償還サービス)を大幅に更新し、JPYCの発行上限を「1日あたり100万円」から「1回あたり100万円」に改めるとともに、Kaiaチェーンへの対応を始めました。
1日の利用計画に合わせて発行申請を分けやすくなり、償還(払い戻し)の手続きも軽くなるため、資金決済法を守りながら日本円ステーブルコインの使い勝手を高める内容です。

5月15日21時39分に公表した更新では、上限見直しがイーサリアム、アバランチ、ポリゴン、Kaiaの全対応チェーンに反映され、1回3000円以上という最低発行額は据え置かれました。日本円の預貯金と国債を裏付けに、1JPYC=1円で発行・償還できる基本仕様は変わりません。
Kaia対応では、JPYCの発行、償還、ウォレットアドレス登録が可能になりました。KaiaはカカオのクレイトンとLINEのフィンシアを統合して生まれたレイヤー1(基盤ブロックチェーン)で、ChainIDは8217です。Kaia上のJPYCコントラクトアドレスは0xe7c3d8c9a439fede00d2600032d5db0be71c3c29として公開され、Kaia scanでも確認できます。
償還の操作も簡素になりました。これまでは償還予約のたびにネットワークとウォレットアドレスを選ぶ必要がありましたが、アップデート後は登録済みアドレスであればネットワーク選択なしで対応ネットワーク上のJPYCを償還できます。
JPYCはスマートコントラクト(自動執行プログラム)と組み合わせた支払いや、ブロックチェーン上のサービス、給与・報酬の受け取り、ATMでの現金引き出しにも使う前提で、手順の削減は日常的な利用シーンに直結します。
参照:公式
