NFTゲーム インタビュー

【インタビュー】新しい熱狂を生む、世界的ロールモデルを創出する!- コインムスメ 辻拓也氏

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コインムスメは、今注目のWeb3ゲームです。 このゲームは、プレイヤーが楽しく遊びながら仮想通貨の世界を体験できるブロックチェーンゲームです。

仮想通貨をテーマにしたユニークなアイドルキャラクターたちが特徴で、多くの注目を浴びています。2024年2月ベータテスト、3月ゲームリリースを目指し開発を進めています。

なぜ仮想通貨アイドルなのか?どのようなゲームなのか?そして、どのような可能性がこれから待っているのか?疑問に思っている方も多いかもしれません。

そこで今回は、コインムスメを開発する「Eureka Entertainment Ltd CEO 辻拓也氏」をお招きし、コインムスメの想いや将来に向けたビジョン、ゲームの詳細な内容について深く探っていきます。

プロフィール(経歴)

Eureka Entertainment Ltd CEO 辻拓也氏

東京大学法学部を卒業後、2009年に株式会社テクロスを創業(設立から15年目、従業員数300名)。これまでに50タイトル以上のソーシャルゲームを開発し、ゲームの売上は100億円を超える。現在は、ブロックチェーンを活用した新しいゲーム「コインムスメ」の開発に取り組んでいる。

辻拓也X(旧Twitter):https://x.com/tsujitakuya2
株式会社テクロス:https://techcross.co.jp/

仮想通貨アイドル!?アイデンティティの背後にある想いとは?

仮想通貨をアイドルに擬人化する発想は非常に興味深いです。その背後にある意図を教えてください。

「これは"日本らしさ"にあります。日本ではアイドルや擬人化はありきたりなイメージですが、グローバルな視点で考えると珍しいものとされています。

クリプトの良さは、グローバル展開ができる点です。コインムスメも日本語と英語の同時展開で世界に向けて同時展開していきたいです。」

 

その中でも、アイドルに焦点を当てたのはなぜでしょうか?

「Web3には応援みたいな文脈があると思っており、アイドルをみんなで支えるみたいな形で、ムスメちゃんの通貨をみんなで応援できるようなプロジェクトにしたら面白いと感じ、アイドルにした経緯があります。」

 

ユーザーと共に創るゲーム? Web3が切り拓く新しい体験とは?

今回、コインムスメを拝見していますとアイドルという文脈などから、ゲームというよりは「応援する」というニュアンスが強く感じ、それに準じてコミュニティを作られているイメージがあります。

「コインムスメはゲームではありますが”トークンプロジェクト”でもあります。

トークンはムスメトークン(MSM)というわかりやすいネーミングにしていますが、このトークンをみんなで応援していくスタンスが良いと考えています。

つまり、トークンの価値をみんなで高めていくのが理想的な形だと思っています。」

 

「トークンを所有し、それを活用しながらコミュニティを拡大させていくことを通じて、ブロックチェーンゲームの利点の一つである、運営とユーザーの壁が薄い点を活かしています。

 

これはユーザー還元のところにも直結してきますが、運営が単なるユーザーからの課金に頼るのではなく、運営もユーザーも関係なく、一緒にこのゲームを作っていくっていうような形を提供したいと思っています。」

 

「実際に、ディスコード(Discord)に入っていただければ分かりやすいんですけども、運営側が仕切るのではなく、ユーザーが自ら「コインムスメ学園」というコミュニティや生徒会をつくって、Web3について学んだり遊んだりを通じて、交流を深めることができるようになっています。今海外コミュニティも広げているようなところになります。

ユーザーと運営が協力し、ゲームを共に築いていく民主主義的なアプローチを重視しています。」

 

ユーザーファーストなゲーム設計とは?

コインムスメのコンセプトについて、教えていただけますか?

「コインムスメのコンセプトには2つの重要な要素が含まれています。

1つ目は、ユーザー還元の最大化です。多くのゲームではユーザーがお金を使ってもそれが直接的な還元に繋がらないことがありますが、このゲームではユーザーが支払ったお金をエコシステムに返すことで、ユーザー還元の最大化を目指していきます。

 

具体的なエコノミクスはシンプルでして、基本的にNFTガチャを含めて、売上の 10%〜20%を運営費に充て、残りをユーザープールに返すという設計にしています。加えて、一部のトークンをバーン(焼却)することでムスメトークン(MSM)の価値を上げていくということを行っていくつもりです。」

 

「 2つ目は、初心者でも勝ちやすいゲーム設計です。コインムスメは、プレイスキルに依存しすぎないゲーム性となっています。例えば、囲碁や将棋では強い人が必ず勝つ傾向がありますが、ポーカーのように初心者でも勝てる要素を取り入れています。 」

 

民主主義的な仕組みと、持続性のあるエコシステム!

ユーザー還元を意識された設計だと思うんですが、売上の8割〜9割をエコシステムに還元する点ついて教えてください。

「まずコインムスメは、トークンプロジェクトですので、基本的なビジネスモデルはトークンの流通を促進することにあります。そのため、我々はトークンの流通を増やすことに焦点を当て、運営費を稼ぐことを主要な目的とはしていません。

 

「一方で、コインムスメのコンセプトはユーザーに対する還元を最大化することに重点を置いています。将来的には、ユーザーへの還元率を95%や98%など高い水準に引き上げることを目指しています。

ユーザーとの共有価値を増やし、コミュニティ全体で成長していくビジョンを持っています。

 

新時代のエンターテイメントに迫る!

ここからは、ゲーム内容について具体的に教えてください。

「ゲームの具体的な内容についてお話ししますと、まずプレイヤーはガチャを通じてNFTを獲得します。

続いて、獲得したNFTを用いてアリーナバトルに挑み、キャラクターポイント(CP)を手に入れることができます。

 

そして、最終段階としてこれらのポイントを使用して「プライスプロジェクションレース(騰落率レース)」という特別な投票に参加します。

投票の結果に応じて、ユーザーにはムスメトークン(MSM)が付与される仕組みとなっています。」

 

High and Lowゲームをアリーナバトルに導入した理由は何でしょうか?

「High and Lowはシンプルながらキャラクターポイント(CP)を増やすチャンスがあるゲームです。

ランダムに選ばれた一枚目のカードと、次に出る二枚目のカードが「High」か「Low」のどちらかを予測するだけのゲームです。予測が当たれば報酬が1.5倍になり、最大で20万倍まで増加する可能性があります。

 

バトル部分がスキルやレアリティによって一部のプレイヤーが有利になりがちな傾向を補い、全てのプレイヤーが運次第で報酬が倍になるチャンスがあるように設計しています。」

 

プライスプロジェクションレース(騰落率レース)について詳しく教えてください。

「このレースでは、仮想通貨を擬人化した「コインムスメちゃんたち」が毎日競走を繰り広げています。

レースの結果は、定められた期間内での値上がり率が高い順、または値下がり率が低い順によって総合順位が決定されます。

プレイヤーはレースの前にどのキャラクターが優勝するかを予想して投票し、投票されたポイントは獲得報酬に応じて分配される仕組みです。」

【まとめ】ゲームの流れ

  1. NFTを5枚集める
    →ガチャやマーケットプレイスで取得
  2. アリーナバトルでCP獲得
    →High and LowでさらにCPを倍増できる
  3. CPを使用して騰落率レースに参加
    →投票の結果によってムスメトークン(MSM)を獲得できる

 

バトル勝敗だけでは、ゲームバランスが偏り、ワンパターン化する可能性がありますが、High and Lowやプライスプロジェクションレースにおいては、誰にでも平等にチャンスができるような設計されていますね。

「その通りです。ブロックチェーンゲームはお金が絡むため、初心者でも勝てるチャンスがある運要素を含んだゲームデザインが望ましいと考えています。

初心者が勝てないゲームになってしまうと、新規ユーザーの参入が阻害されるため、誰でも楽しめる仕組みが必要です。」

 

新しい熱狂を生む、コインムスメの世界観とは?

ブロックチェーンゲームは、プレイするにも、ウォレットの準備など複雑な工程がありますが、コインムスメにはウォレットを準備しなくてもゲームを遊べるので、これは分かりやすく、始めやすい設計だなと感じました。

「私たちが取り組んでいるのは、クリプト通貨の擬人化ですが、私たちのターゲットはWeb 3.0に精通しているユーザーだけではありません

例えば、「艦これ」や「刀剣乱舞」、「ウマ娘」のように、キャラクターを擬人化することで、これまでのファン層を超えて新しいファンを獲得することができます。」

 

「この流れは、例えば「艦これ」では艦隊を知らない人でも楽しむことができ、また「刀剣乱舞」では刀剣に興味がない人でも楽しめるという点で、キャラクターの擬人化が成功していると言えます。

「萌え」を通じて新しいファンが集まり、「ウマ娘」を例にとれば、競馬に興味を持つきっかけとなることが多いです。」

「Web 3.0については、これまで理解しづらい部分があったかもしれませんが、ビットコインをはじめとする様々な通貨が存在していることを知るきっかけとなります。

各キャラクターにはしっかりと背景があり、ユーザーは「こんな感じのキャラクターなんだ」とWeb 3.0に興味を持ってもらえやすくなります。

ただ、ウォレットやNFTなどの専門用語はまだ知らない人も多いと思いますので、ゲームプレイにおいてはこれらの用語を極力使用しない設計にしています。」

 

今後の抱負や将来のビジョン

今後についてのビジョンや、読者の皆様へのメッセージをお聞かせください。

「コインムスメを、ユーザーの皆様に愛されるプロジェクトに育てていくことが私たちの目標です。

これはファンの皆様の支持と熱意が最も重要だと私たちは認識しています。

 

私たちはコインムスメをブロックチェーンゲームとして楽しんでいただきたいと思っていますが、それ以上にプロジェクトとしての支持を得て、Web3に対するポジティブなイメージを広め、ファンの皆様が増えることを願っています。

どうぞこれからもコインムスメをよろしくお願いいたします。」

あとがき

本日のインタビューを通じて、コインムスメさんは、まさにWeb3の本質や価値を具現化している例だと感じました。

運営主体の枠組みを超え、ファン主導で形成されるコミュニティと共に成長し、「応援と共有」を通じて独自の体験を提供しています。

 

また、アイドルを応援するかのような感覚で楽しめるこのゲーム体験は、クリプトやWeb3の価値をより親しみやすいものとして具現化しています。

コインムスメの情熱と独自のアプローチは多くの人々にインスピレーションを与え、これからの活動にも大いに期待が寄せられます。

 

私たちもこの刺激的な旅路を引き続き応援し、注目していく所存です。

本日は貴重なお話をありがとうございました。

 

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