アルゼンチンのブエノスアイレス市にある地方裁判所は2026年3月16日、予測市場プラットフォーム「Polymarket」に対し、アルゼンチン全土でのアクセス遮断を命じました。
命令を出したのはスサナ・パラダ判事で、同国の通信当局ENACOMに対してインターネットサービスプロバイダーを通じたサイト遮断を実施させるほか、GoogleとAppleにも国内向けアプリストアからPolymarketアプリを削除または制限するよう指示しています。
今回の命令は、ブエノスアイレス市ロッタリー(LOTBA)の告発をきっかけに、専門検察組織Fiscalía Especializada en Juegos de Azar(FEJA)のフアン・ロサス検察官が進めていた捜査を踏まえたものです。
Polymarketが無許可のオンライン賭博システムとして運営されていたと説明しました。当局が特に問題視したのは、本人確認や年齢確認の仕組みがなく、暗号資産やクレジットカードを使って誰でも即時に参加できる点です。
検察庁は公式声明の中で、「実際には、子どもや青少年を含む誰もが何の制御もなくアクセスし、賭けを始められる状況だった」と指摘しました。無許可での運営に加え、未成年者保護の観点でも深刻なリスクがあると判断された格好です。
執行面では、サイト遮断だけにとどまらない点が注目されます。ENACOMを通じたISPレベルでのブロックに加え、AndroidとiOSの両アプリストアから利用経路を断つ措置が盛り込まれました。Polymarketはアルゼンチン国内で実質的に営業停止の状態に追い込まれることになります。
今後の焦点は、Polymarket側が法的対応を取るのか、それともアルゼンチン市場からの撤退を受け入れるのかに移ります。
参照:公式
