米資産運用会社ビットワイズは4月、米国初を目指すHYPEトークンの現物型ETFの申請書を再修正し、ティッカーを「BHYP」、運用手数料を年0.67%と記載しました。
申請書では信託がHYPEを現物で保有する仕組みを採り、初回の届け出でコインベース・カストディ・トラストを主要カストディアンとして記載しました。4月の2度目の更新で銘柄コードと報酬率まで埋まったことで、米国版BHYPは上場準備の最終盤に入ったとの受け止めが広がっています。今回の修正は米国ETF申請に関する動きです。ビットワイズは米国でビットコインとイーサリアムの暗号資産ETFを扱っており、HYPEでも証券口座向けの商品群を広げています。
ハイパーリキッドは無期限先物の分散型取引所を軸にしたレイヤー1で、注文板と約定をオンチェーンで処理します。2024年11月29日にHYPEを立ち上げてから、HYPEのステーキング、HyperEVM、S&P500連動のパーペチュアル取引を広げ、デリバティブ分野で存在感を高めてきました。
ビットワイズの欧州責任者ブラッドリー・デューク氏は、4月9日の欧州商品上場に合わせて「ハイパーリキッドは特にデリバティブで注目すべきオンチェーン取引基盤に育った。高い処理性能と透明性を兼ね備え、完全オンチェーンの注文板と執行モデルは伝統的な取引所や他の暗号資産プラットフォームと異なる」と述べています。
その欧州版はすでに売買が始まっています。ビットワイズ・ヨーロッパは4月9日、同じBHYPのティッカーを使う「Bitwise Hyperliquid Staking ETP(上場取引型金融商品)」をドイツ取引所クストラに上場しました。ISINはDE000A4ARTJ5で、HYPEを100%現物で裏付け、ビットゴー・ヨーロッパのコールドストレージで保管し、カイコのHYPE参照レートLDNLFに連動します。
商品はステーキング報酬を日次で積み上げて再投資する仕組みで、発行体は報酬の33%をサービス料として受け取り、ネットの報酬目標は年1.00%、総経費率は年0.85%です。公式ページでは4月11日時点の運用資産が約14万6878ドル、基準価額が20.98ドル、1口あたりの裏付け資産が0.4999 HYPE、設定来リターンが15.38%と表示されていました。ビットワイズにとっては欧州で7本目のステーキング関連商品で、顧客の暗号資産運用残高は150億ドルを超えています。
米国版BHYPが動けば、同社は欧州で稼働中の現物・ステーキング商品に続き、米国でもHYPEの証券口座向け商品をそろえることになります。
参照:公式
