米暗号資産取引所コインベースの豪州法人Coinbase Australia Pty Ltdは4月8日、豪証券投資委員会(ASIC)から豪金融サービスライセンス(AFSL)を取得し、個人投資家向けのデリバティブ提供を本格化させます。暗号資産の無期限先物に加え、株式を参照するパーペチュアルズ(デリバティブ)の投入も計画しており、暗号資産業者が株式などの伝統的な金融商品まで扱う動きが進んでいます。
コインベースが同日公表した資料によれば、今回のAFSLはリテール向けデリバティブ取引の権限を含むライセンスです。これにより豪州の投資家は同社を通じて暗号資産パーペチュアルズと株式パーペチュアルズにアクセスできるようになります。先物とオプションの展開も視野に入れており、商品ラインナップを現物の暗号資産取引から広げる方針です。
AFSLの下では行動規範や情報開示、ガバナンス、消費者保護などで高い水準の規律が求められます。今回の認可により、コインベースは一般的な暗号資産取引所よりも厳格なコンプライアンス体制のもとで事業を運営することになります。
株式パーペチュアルズの計画はその一例で、株式関連デリバティブに参入することで豪州市場の競争軸が広がるとみられます。
今後はまず個人投資家向けの暗号資産パーペチュアルズと株式パーペチュアルズの提供準備を進め、その後に先物とオプションへ展開する計画です。提供開始の時期や新商品の詳細が明らかになれば、同社がライセンスをどの程度活用して商品領域を拡大するかが具体的に見えてくるでしょう。
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