次世代の分散型デリバティブ取引所として注目を集める Hyperliquid(ハイパーリキッド)。
オーダーブック方式による高い流動性と、CEX(中央集権型取引所)に匹敵する操作性を兼ね備え、多くのトレーダーから支持を集めています。
この記事では、Hyperliquid(ハイパーリキッド)の概要や特徴、始め方・使い方、入金方法に加えて、Vault(ボールト)を活用した利回り獲得まで解説します。
「これからHyperliquidを使ってみたい」という方に向けて、基礎から実践まで分かりやすく紹介していきます。
PerpDEX「Hyperliquid (ハイパーリキッド)」とは?

| 項目 | 概要 |
| 取扱通貨 | 193 *coingecko (2025年11月) |
| 運営方式 | DEX(分散型取引所) |
| TVL(預り資産総額) | 45.9億ドル *DefiLIama (2025年11月) |
| ユーザー数 | 121万人 (2025年11月) |
| 取引高(24時間) | 88億ドル (2025年11月) |
| 取引種類 | 現物取引 先物取引 |
| 注文方式 | オーダーブック方式(板形式) |
| 取引手数料 | 現物:テイカー0.07% / メイカー0.04% 先物:テイカー0.045% / メイカー0.015% |
| レバレッズ最大倍率 | 最大40倍 |
| 最大TPS | 20万件/秒 |
| ブロック時間 | 0.07秒 |
| 対応ウォレット | メタマスク、OKX、ファントム など |
| 対応チェーン | ETH、BNB、ARB、SOL |
| 日本語対応 | × |
参考元:Document、Hyper Foundation、hyperscreener
Hyperliquid (ハイパーリキッド)は、高速な取引体験とオンチェーン化を両立させた次世代型の分散型取引所(DEX)です。
従来のDEXが採用してきた自動マーケットメイカー(AMM)方式ではなく、オーダーブック方式(板取引)を採用している点が最大の特徴で、中央集権型取引所(CEX)のようなスピード感と高い流動性を実現しています。
現在、永久(パーペチャル)契約を中心としたデリバティブ取引に対応しており、最大40倍で取引することができます。
中央集権型取引所の利便性と、分散型取引所の安全性を兼ね備えた“ハイブリッドDEX”として、今後の発展が注目されています。
Hyperliquidの招待コード限定特典や入力方法についてこちらで解説しています。
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Hyperliquid (ハイパーリキッド)の手数料
Hyperliquidは、スポット(現物)・先物ともに業界最安水準の手数料体系を採用しており、コストを抑えて取引したいトレーダーにとって非常に魅力的なプラットフォームです。
| 取引所 | 現物取引手数料 (メイカー / テイカー) | 先物取引手数料 (メイカー / テイカー) |
|---|---|---|
| Hyperliquid | 0.040% / 0.070% | 0.015% / 0.045% |
| Binance | 0.10% / 0.10% | 0.02% / 0.05% |
| Bybit | 0.10% / 0.10% | 0.01% / 0.055% |
| Bitget | 0.10% / 0.10% | 0.02% / 0.06% |
- 現物取引:メイカー0.040% / テイカー0.070%
先物取引:メイカー0.015% / テイカー0.045%
特に、先物取引手数料はメイカー0.015%、テイカー0.045%と比較して圧倒的な低コストです。
さらに、取引量に応じたティア制度により、一定のボリュームを超えると手数料がさらに引き下げられる優遇も受けられます。
Hyperliquid (ハイパーリキッド)の特徴
Hyperliquid (ハイパーリキッド)は、CEX(中央集権型取引所)に匹敵する操作性と流動性を備えた分散型デリバティブ取引所(DEX)です。
従来のDEXが抱えていた「取引の遅延」「スリッページ」「流動性不足」といった課題を解消し、高速・低コスト・安全性を兼ね備えたDEXとして注目を集めています。
ここでは、そんなHyperliquidが支持を集める理由と、他のDEXにはない主なメリットや手数料体系を紹介します。
オンチェーン・オーダーブック方式

Hyperliquid (ハイパーリキッド)は、分散型取引所でありながら「オンチェーン・オーダーブック方式」を採用しています。
これは、すべての注文情報と取引履歴をブロックチェーン上で処理・記録する仕組みで、取引の透明性と検証可能性を確保しながら、CEXのようなリアルタイムの板取引を実現しています。
従来のAMM(自動マーケットメイカー)型DEXと異なり、価格形成がプールのアルゴリズムに依存せず、市場の需給バランスによって決まるため、より正確で滑らかな価格発見が可能です。
CEX並みの使いやすさ

Hyperliquid (ハイパーリキッド)は、ユーザー体験(UX)に徹底的にこだわっています。
ウォレットを接続すれば、わずか数クリックで入金・注文・決済まで完了でき、中央集権型取引所(CEX)と同等の操作性を実現しています。
取引画面も、Bybitなどに慣れたユーザーが違和感なく利用できるように設計されており、チャート分析ツールや注文板もリアルタイムで表示。
エアドロポイントを獲得できる

2024年11月29日、大規模な数十億ドル規模の約3.1億HYPEを、エアドロップを実施しました。
残りの総供給量の40% が、将来のコミュニティ報酬として確保されています。これらのエアドロップを受け取るためには、積極的に利用し続けることが重要です。
実際、過去のエアドロップでも「Hyperliquid上でどれだけ活動・貢献したか」が主な評価基準となりました。
- 取引(トレーディング): Hyperliquidの分散型無期限先物取引および現物取引プラットフォームで取引を行う。取引量(ボリューム)が多いほど、獲得できるポイントや報酬が増加する可能性が高まります。
- 流動性の提供(HLP Vault): Hyperliquid Liquidity Provider(HLP)ボルトにUSDCを預け入れ、プラットフォームに流動性を提供する。
- エコシステムへの参加:HyperLend、Felix、Hyperfiなど、Hyperliquidチェーン上の他のプロトコルを利用する。
Hyperliquidをどれだけ積極的に使っているかが、ポイント獲得につながります。
仮想通貨HYPEはどこで買える?買い方についてはこちらで解説しています。
Vault運用でリターンを狙える

HyperliquidのVault「HLP」は、プロトコルが行う流動性提供や清算業務によって得られる手数料収益を共有できる仕組みとして設計された金庫(Vault)です。
ユーザーがUSDCを入金すると、その金庫が生み出した利益や損失の一部を、利回りとして受け取ることができます。
たとえば100 USDCを預けてVault全体の10%を保有した場合、金庫残高が2,000 USDCまで増えれば、取り分は200 USDCとなります。
*HLPはアクティブな取引戦略によって運用されるため、過去のパフォーマンスは将来の利益を保証せず、元本割れのリスクも存在します。さらに出金には4日間のロックアップ期間が設けられており、すぐに資金を引き出すことはできません。
収益の大部分をHYPEバイバック
Hyperliquidは、プラットフォームで発生した取引手数料収益の 90%以上をHYPEトークンの買い戻しに充てるという、積極的なバイバックモデルを採用しています。
実際に、2025年11月時点でHyperliquidが得た累計収益は 6.32億ドル($632.60M) に達しており、そのうち 約6.07億ドル($607.26M) がHYPEトークンの買い戻しに使用されています。
収益の96%以上が市場でのHYPE買い戻しに回されていることになります。
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Hyperliquid (ハイパーリキッド)の始め方・入金方法
Hyperliquidを利用するには、まずウォレットを接続し、取引用のステーブルコイン(USDTまたはUSDC)を入金する必要があります。
中央集権型取引所(CEX)とは異なり、Hyperliquidはセルフカストディ型(自己保管型)DEXのため、ユーザー自身のウォレットを通じて資金を管理します。
ここでは、初めての方でも迷わず始められるように、アカウント接続から入金、取引を開始するまでの基本手順をわかりやすく解説します。
Hyperliquidの招待コード限定特典や入力方法についてこちらで解説しています。
step
1ウォレットを接続する

はじめに公式サイトへいき、ウォレットを接続していきましょう。
当メディア限定の特典として、紹介コード『GAMEFITOWN』を利用すると、最初の2,500万ドル分の取引量まで手数料4%割引になります。
取引コストを抑えながらトレードできるため、これから始める方におすすめの特典です。
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ウォレットの接続には、メールアドレス、メタマスク、その他(OKXウォレットなど)を使用できます。
ウォレットを選択していきましょう。

「接続」をタップします。

リファラルコードの特典として、手数料4%割引の特典を確認しましょう。

利用規約にチェックし、同意しましょう。

最後に、ウォレットの接続を承認していきます。
リクエストを送信をタップし、メタマスク上に表示された署名要求に承認すれば完了です。
step
2暗号資産を入金する

つぎに、暗号資産を入金していきます。
「Enable Trading」をタップします。

USDC、USDT、BTC、ETH、SOLなどで入金することができます。
主に、USDC(ARBチェーン)での入金がおすすめです。
USDCを選択し、送金する数量を設定します。

ポートフォリオの項目から、総資産残高に入金額が反映されます。
Hyperliquid (ハイパーリキッド)使い方・取引方法
Hyperliquidでは、USDCを担保とした永久契約(Perpetual)取引を中心に、プロトレーダー向けの高機能な取引環境が整っています。
板取引(オーダーブック)方式を採用しており、CEXのような直感的な操作感で売買が可能です。
ここでは、基本的な注文方法から、利益確定・損切り設定、清算ロジックの仕組みまで解説します。
デリバティブ(先物)取引の仕方について

Hyperliquidでは、USDCを担保とした永久契約(パーペチャル)取引を行えます。
Hyperliquidの最大レバレッジは銘柄によって異なり、3倍から最大40倍まで幅広く設定されています。
維持証拠金は「最大レバレッジ時の当初証拠金の半分」というシンプルなルールで決まり、例えば最大20倍の資産では維持証拠金は 2.5% となります。
この維持証拠金は、資産ごとに 1.25%(40倍)〜16.7%(3倍) の範囲で変動します。
口座残高が維持証拠金を下回ると清算が発動します。まずは成行注文でポジションを決済する「通常清算」が行われ、全額または一部が決済されて維持証拠金を満たせば残高は維持されます。
Hyperliquidでは豊富な注文タイプが利用可能す。
成行注文:即時約定
指値注文:指定価格で約定
現物(スポット)取引の仕方について

Hyperliquidで現物(スポット)取引をするには、先物ウォレットにある資金を現物ウォレットに資金を送る必要があります。
ポートフォリオから、「Perps ⇆ Spot Transfer」をクリックします。

資金を移動する数量を設定し、手続きを完了すれば完了です。

Hyperliquidのスポット取引では、取引したい通貨ペアを選択し、成行注文または指値注文でシンプルに売買が行えます
メイカーが0.040%、テイカーが0.070%と、分散型取引所としては比較的低コストに設定されています。
Hyperliquid (ハイパーリキッド)のVault に預入方法
Hyperliquidには「Hyperliquidity Provider(HLP)」と呼ばれる独自のVault機能が用意されています。
ユーザーはUSDCを預け入れることで金庫の利益(または損失)に連動したリターンを受け取れる点が特徴です。
ここでは実際に、VaultにUSDCを預け入れる手順をステップごとに解説します。
*HLPはアクティブな取引戦略によって運用されるため、過去のパフォーマンスは将来の利益を保証せず、元本割れのリスクも存在します。さらに出金には4日間のロックアップ期間が設けられており、すぐに資金を引き出すことはできません。
step
1Vaultを選択する

「Vaults」の項目を選択します。
つぎに、ARPやTVLを確認し、預け入れるVaultを選択します。
step
2Vaultアカウントに資金を入金する

これまでの運用を履歴を確認し、「Deposit」をクリックし入金していきます。

入金する数量を設定し、Depositすれば完了です。
Hyperliquid (ハイパーリキッド)の注意点
Hyperliquid は革新的な分散型デリバティブ取引所として注目を集めていますが、利用にあたってはいくつかの注意点があります。
以下のポイントを理解したうえで、安全に利用しましょう。
DEX特有の資産管理リスク(自己管理)
Hyperliquidは中央管理者のいない分散型デリバティブ取引所のため、資産の保管や秘密鍵の管理をすべてユーザー自身が行う必要があります。
ウォレットのパスフレーズを紛失すると資産の復旧は不可能で、CEXのようなカスタマーサポートに頼ることもできません。
また、フィッシングサイトや偽アプリが出回ることも多いため、URL確認やウォレットの接続先には常に注意が求められます。
レバレッジ取引に伴う強制清算リスク
Hyperliquidでは永久先物取引を中心に高いレバレッジが利用可能であるため、急激な価格変動によって強制清算が発生しやすくなります。
特にレバレッジ倍率を上げすぎると、わずかな値動きでも証拠金が不足し、一瞬でポジションが清算される危険があります。
また、清算の仕組みは独自モデルが採用されており、市場急変時には清算が連鎖的に発生する場合もあります。
短期的なトレードであっても、レバレッジ管理や証拠金の余裕を確保することが重要です。
規制外のDEXであることによるリスク
Hyperliquidは、透明性が高い一方で、運営企業が金融ライセンスを取得しているわけではなく、規制外のDEXとして運営されています。
そのため、盗難・不正アクセス・運営トラブルが発生した場合でも、法的な補償や救済措置はありません。
Vault運用で必ず儲かるわけではない
HyperliquidのVault運用は利回りが魅力的ですが、アクティブな取引戦略によって運用されるため、元本が保証されない点に注意が必要です。
過去のパフォーマンスは将来の利益を示すものではなく、市場状況によっては預けた資金が減少する可能性があります。
損失が発生しても補償はなく、さらに出金には4日間のロックアップ期間があるため、即時の資金移動ができない点もリスクとなります。
特に、Vaultは「マーケットメイク+デリバティブ取引」を組み合わせた高リスクな運用を行うため、預けた資金が一部または全額失われる可能性があることを十分理解したうえで利用する必要があります。
まとめ
Hyperliquidは、低コスト・高流動性・高速処理を実現した革新的なDEXです。
USDCを担保にした永久契約取引をはじめ、Vaultを通じた資産運用や、エアドロップを通じたポイント獲得など、トレード以外の魅力も豊富です。
公式情報を確認しながら、安全なウォレット操作・適切な資金管理を意識して利用することで、Hyperliquidの魅力を最大限に活かせるでしょう。
