Hyperliquid Research Collective(HRC)は23日、独立調査レポート「Hyperliquid Annual Report 2025」を公表しました。
Hyperliquidの公式チームや財団とは関係のない立場から、2025年の財務実績やHyperEVMの進展、HIP-3によるpermissionless市場の広がり、$HYPE保有者への還元の仕組み、ガバナンスやリスクまでを整理した内容となっています。
年間取引量3兆ドル超、収益約9億ドルに到達

レポートによると、2025年の年間総取引量は3兆ドルを超え、粗収益は約9億700万ドルに達しました。このうち93%を永久先物が占めます。

2025年後半の実績をもとに年換算すると、収益は10億ドル規模に乗る水準です。フリーキャッシュフローも約10億ドルとされ、その多くがオープン市場でのHYPE買い戻しを通じて保有者に還元されました。
オンチェーンの永久先物市場では、年間を通じてシェア50%超を維持したと分析しています。
HyperEVMとHIP-3の進展で取扱領域が拡大

HRCは、Hyperliquidが高速なパーペチュアル取引の場から、より幅広いオンチェーン金融へと領域を広げつつあるとみています。
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中でもHyperEVMの動向が焦点です。開発者はHyperliquidの流動性を活用しながらアプリを展開できるようになり、貸付やDeFiのほか、RWAを扱う余地も広がっていると指摘しています。
HIP-3についても、2025年の取引量が約1101億ドルに達したとされ、従来の暗号資産にとどまらない商品展開への足掛かりになりつつあります。
HYPE価格は37ドル前後で推移、累積収益10億ドル超

DefiLlamaのデータでは、Hyperliquidの累積パーペチュアル取引量は4.1兆ドル、累積収益は10億ドルを超えました。
HYPE価格は24日時点で37ドル前後で推移し、日中は36.78ドルから38.89ドルのレンジで動きました。
今回の内容からは、2025年に積み上げた収益と流動性を背景に、次の段階へ進もうとする姿が浮かび上がります。主力がパーペチュアルである状況は変わりませんが、HyperEVMやHIP-3の進展によって取り扱う領域が広がれば、評価の軸も変わる可能性があります。
参照:公式