LINEヤフーグループでWeb3事業を手がけるLINE NEXT Inc.は3月9日、ステーブルコインに特化したウォレットプラットフォーム「Unifi(ユニファイ)」をグローバルに正式ローンチしたと発表しました。
Unifiは、LINE Messenger内から直接アクセスできる非カストディアル型ウォレットとして設計されています。ステーブルコインの保管や送金に加え、預金、支払い、リワード獲得までを一つのアプリ環境で完結できるオールインワンプラットフォームです。まずはTether(USDT)に対応し、将来的には他のステーブルコインへの対応拡大も予定しています。
利用面では、LINEアカウントのほか、Apple、Google、Naverなどのソーシャルログインを通じて即時にウォレットを開設できます。預け入れや出金は24時間365日対応で、出金手数料は無料です。預入額の上限も設けられておらず、グローバルユーザーが手軽にステーブルコイン資産を管理できる仕組みになっています。
最大8%の年利キャンペーン

Unifiの特徴の一つが、ステーブルコイン預金に対する利回りです。基本年利は4〜5%とされており、ローンチ記念の期間限定キャンペーンとして最大8%の年率が適用されています。
ステーブルコインは価格変動が比較的小さい特性から、暗号資産市場では決済や資金移動、資産保管の用途で利用が広がっています。Unifiはこうした需要を取り込み、LINEのユーザー基盤と結びつけることで、日常的な金融サービスとしての利用拡大を狙うとみられます。
グローバル決済ハブへの構想
LINE NEXTのCEOを務めるYoungsu Ko氏は今回の発表にあわせて、Unifiの狙いについて次のように述べています。
「Unifiは、世界中のユーザーがステーブルコインを安全に管理しながらリアルタイムで資産成長を体験できるように設計されています。将来的には各国ステーブルコインへの対応を拡大し、Unifiを現実世界の決済ユースケースに広げ、最終的にグローバルな仮想資産ハブへと進化させることを目指します」
LINEはこれまで、NFTプラットフォームやDappエコシステムなどWeb3領域の展開を進めてきました。
LINEの巨大ユーザー基盤を背景に、暗号資産ウォレットの利用体験をどこまで一般層に浸透させられるか、今後の動向が注目されます。
