News 暗号資産

ムーディーズ、ニューハンプシャー州のBTC担保債に暫定Ba2付与

当サイトにはPRリンクを含む場合があります。

米ニューハンプシャー州のビジネスファイナンス当局(NHBFA)が発行を計画する1億ドル規模のビットコイン担保市政債券に対し、ムーディーズが3月31日付で暫定格付け「Ba2」を付与しました。暗号資産を裏付けとする公的債券が大手格付け会社の審査を通った初の事例とみられ、公的債券市場でビットコインをどのように信用評価に組み込むかを試す案件として関心を呼んでいます。

この債券は2クラス構造で総額1億ドルを予定し、ビットコインを担保とするローンのキャッシュフローを原資に償還します。州の税収や一般財源は返済原資に含めず、返済は担保資産からの収益に限定する、いわゆる限定リコースの仕組みです。発行体は州の準公的機関であるNHBFAで、ビットコインの保管と必要時の清算はBitGoが担います。

今回の格付けが投資適格級を2ノッチ下回るBa2となった主因は、担保資産であるビットコインの価格変動です。ムーディーズは取引の担保や債券の仕組み、各サービス提供者の運用リスクなどを重視して評価したと述べています。担保条件も保守的で、初期の担保カバレッジは1.60倍に設定されています。ローン・トゥ・バリュー(LTV)が1.40倍に低下した時点で清算トリガーが発動し、価格変動の大きい資産を前提に早めに担保を処分して債券保有者を保護する仕組みです。

今回の格付けが機関投資家の検討対象を広げるきっかけになるという見方があります。一部の市場関係者は、ムーディーズによる初のビットコイン担保債の格付けが「140兆ドル規模の固定収入市場への扉を開く」と指摘しています。暗号資産関連案件が既存の債券評価の枠組みに乗るかを試す案件としての意義は小さくありません。

参照:公式

  • この記事を書いた人

gemefi.town編集部

gamefi.townは、ブロックチェーンゲームと暗号資産・Web3領域を専門に扱うメディアです。最新のトレンドや注目トピックをリアルタイムで発信しています。実際の体験や一次情報の精査をもとに分かりやすく解説。公式Xでは最新ニュースをリアルタイムで発信中です。ぜひフォローして最新情報をご確認ください。

-News, 暗号資産