ニューヨーク証券取引所グループのNYSE Arcaは、ビットコインおよびイーサリアムの現物ETFに連動する11銘柄のオプションについて、ポジション上限を撤廃すると発表しました。
今回の措置は、NYSE Arcaが米規制当局に提出していた上限設定案を取り下げ、即時適用に切り替えたものです。
規制文書によると、これまで対象オプションには1銘柄あたり2万5000契約の上限が設けられていましたが、SECの承認に基づくルール変更により、この制限がなくなりました。
対象となるのは、Grayscale Bitcoin Trust(GBTC)、Bitwise Bitcoin ETF(BITB)、iShares Bitcoin Trust(IBIT)などのビットコインETFに加え、Grayscale Ethereum Trust(ETHE)を含むイーサリアムETFです。
ビットコインとイーサリアムの現物ETFが2024年に相次いで市場に定着するなか、関連オプションの取引需要が高まっていたことが、今回の見直しの背景にあります。
現物ETFを保有する投資家にとっては、価格変動への備えとしてオプションを組み合わせやすくなり、裁定や流動性供給を担う参加者にも恩恵が及ぶ可能性があります。
現物ETFに続いてオプション市場の制約が緩和された意味は小さくありません。大口投資家が使いやすい市場の仕組みが整えば、暗号資産ETFは値動きへの投資手段にとどまらず、ポートフォリオ管理の対象としての存在感を強めそうです。
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