米ブロックチェーン企業のリップルは、オーストラリアで金融サービスを提供するためのライセンス「Australian Financial Services Licence(AFSL)」を取得する計画を公表しました。
Exciting milestone for @Ripple in Australia! 🇦🇺
Ripple is obtaining an Australian Financial Services License (AFSL). As we continue to bridge TradFi with the next gen of digital infrastructure, regulatory compliance remains the foundation of everything we build:… pic.twitter.com/JNF1iQSyG7
— Ripple (@Ripple) March 10, 2026
現地の決済企業BC Payments Australia Pty Ltdを買収し、同ライセンスを引き継ぐ形となる見込みです。同社は公式Xで、この動きを「重要な節目」と紹介しています。
取引は現在、通常のクロージング手続きの段階にあり、現地報道によると2026年4月1日頃の完了が見込まれています。
成立すれば、リップルはオーストラリア国内で規制の枠組みに沿った金融サービスを提供できるようになります。
AFSLは、豪証券投資委員会(ASIC)の監督下で金融商品や決済サービスを取り扱うために必要な認可です。
今回の買収が完了すれば、リップルは自社のクロスボーダー決済サービス「Ripple Payments」をオーストラリアの金融機関や企業に向けて提供する予定です。
Ripple Paymentsでは、企業のオンボーディングやコンプライアンス対応、資金調達、外国為替(FX)、流動性管理、決済処理までを一体のサービスとして扱います。
国際送金に伴う複数の業務を一つのプラットフォームで管理できる仕組みです。同サービスは現在、世界90以上の市場で提供されており、銀行やフィンテック企業、企業顧客の国際送金インフラとして利用されています。
オーストラリアはフィンテック企業の活動が活発な市場として知られ、国際送金の需要も大きい国です。
規制当局の認可のもとでサービスを提供できる体制が整えば、金融機関との連携も広がる可能性があります。Rippleにとって、同国での事業基盤の拡大はアジア太平洋での決済ネットワークを広げる動きにもつながりそうです。
買収手続きが完了すれば、Rippleはオーストラリアで規制下の決済サービスを本格的に展開することになります。
参照:公式