リップルと国際決済大手コンベラは3月31日、米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」を活用した戦略的提携を発表しました。コンベラの200カ国超・140通貨を扱う送金ネットワークにブロックチェーン決済を組み込み、企業向けのクロスボーダー送金をより速く、低コストで処理することを目指します。
We’re partnering with Convera to expand enterprise cross-border payments.
Together, we’re combining global payment rails with stablecoin-enabled settlement to improve speed, liquidity, and reliability.https://t.co/OTa8apYIZa
— Ripple (@Ripple) March 31, 2026
法定通貨をいったんステーブルコインに変え、送金先で再び法定通貨に戻す「Stablecoin Sandwich」モデルです。送金の流れは「フィアット→ステーブルコイン→フィアット」となり、既存の銀行網や顧客基盤はコンベラが担い、その間の価値移転をリップルのRLUSDが支える構図です。同モデルは中継処理の手間を減らし、着金までの時間を短縮し、コストを抑え、取引の追跡を容易にする効果があるとしています。
コンベラのネットワークは200カ国以上をカバーし、対応通貨は140通貨超です。年間の米ドル建て取引高は190億ドルを超え、50以上の銀行パートナーと500超の銀行口座を保有します。今回の提携は、こうした既存インフラを生かしたままステーブルコイン決済を上乗せし、企業の資金管理と送金業務を一体で扱いやすくする内容です。
足元では、企業の国際送金で価格変動を抑えたデジタル決済手段への需要が高まっています。特に財務部門では、為替や着金タイミングの管理に加え、複数国にまたがる支払いを一つの運用基盤で処理したいという要望が強いです。コンベラの既存顧客網にRLUSDを組み合わせる今回の枠組みは、銀行送金だけでは時間やコストがかかりやすい領域を補う動きだとみられます。
参照:公式