RWA(リアルワールドアセット)のトークン化市場が、2026年3月に改めて拡大の勢いを示しました。RWA.xyzの最新データによると、オンチェーン上で移転可能な資産を示す「Distributed Asset Value」は3月19日時点で273.2億ドルとなり、30日比で9.18%増加しました。

市場は1年前の約64億ドルから4倍近くに膨らんでおり、米国債やプライベートクレジット、コモディティを中心に成長が続いています。
RWAの分散資産価値が273億ドルに拡大
直近のデータでは、現実資産を裏付けとするトークンの総額は3723億ドルです。
トークン化資産の裾野が広がるなかでも、特に市場の厚みをつくっているのは移転可能な分散型資産群です。
ネットワーク別ではイーサリアムが155億ドルで最大シェアを占め、BNB Chainが32億ドル、Liquid Networkが20億ドル、Solanaが18億ドルで続いています。
RWAのオンチェーン価値が250億ドルで最大規模に

3月時点でRWAのオンチェーン価値は250億ドルを突破しており、6つの資産カテゴリーがそれぞれ10億ドルの大台を超えました。
内訳ではプライベートクレジットが156億ドルと突出し、Tether Gold(XAUT)が29.7億ドル、Paxos Gold(PAXG)が25.7億ドル、ブラックロックのBUIDLが22.4億ドル、CircleのUSYCが19.4億ドルと続いています。
MorphoのTVLは約68億ドル、収益化には課題も

インフラ層の代表例として挙げられたのがMorphoです。DefiLlamaによると、MorphoのTVLは足元で約67.6億ドルに達しており、巨大な資金プールを背景にRWA関連の利回り需要を取り込んでいます。
トークン化された現実資産は、ステーブルコインやトレジャリー商品を中心に、暗号資産の値動きとは別の軸で資金を引き寄せ始めました。利回りや担保活用といった実用面が評価される局面に入りつつあり、今後は資産の増加だけでなく、DeFiとの接続やインフラ層の収益化がどこまで進むかが焦点となります。
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