Tetherが支援する米ドル連動ステーブルコイン「USAT」が4月1日、Celoブロックチェーンに展開されたことが分かりました。2026年1月に始まったEthereumメインネットでの提供に続く初のチェーン拡張です。
USATは、Anchorage Digital Bank, N.A.が発行する米国市場向けのステーブルコインです。Tetherが支援し、GENIUS Act準拠をうたっています。今回のCelo対応により、Celo上で既に420万人超の週次アクティブなUSDTユーザーと、Operaのウォレット「MiniPay」が抱える1400万超のグローバルユーザー基盤と接続できるようになります。
配布基盤にはGoogle Cloudが関与しています。公式発表によると、Google Cloudはファセットシステムのインフラを提供し、Self Protocolがproof-of-humanityの検証機能を担います。検証では生体パスポートを用いた本人性確認とOFAC制裁スクリーニングを組み合わせ、プライバシーに配慮した形でUSATの配布を支えるとしています。
TetherのPaolo Ardoino CEOは、世界で5億6600万人超がUSD₮をドルへのアクセス手段として利用しているとしたうえで、USATのCelo展開について「規制されたデジタルドルのインフラを、現在もっとも活発なオンチェーン経済圏の一つに持ち込むものだ」と説明しました。
USATの流通供給量は約1750万ドルで、裏付け資産は約1760万ドルでした。準備資産の内訳は現金と米短期国債で、発行残高を上回る水準になっています。
