Web3業界では、日々さまざまなニュースが飛び交っています。今週も、業界の注目トピックをピックアップし、重要なアップデートをまとめました。
今後の市場の成長やブロックチェーン技術の進化をいち早くキャッチし、最新の動向をチェックしておきましょう。毎週、業界の主要ニュースをまとめて配信しています。ぜひチェックしてみてください。
週間ニュースまとめ
Treeverse:Season1報酬キャンペーンを開催。報酬には$ENDの2.76%に加えて、$IMX、$MONも対象。
FSL Game Hub:「STEPN」開発元FSLがSoneiumチェーンを活用し、LINE MINI App上で複数のミニゲーム展開を発表。
Kaia Foundation:「Mini Dapp Growth Competition Phase2」のファイナリストを発表。
Cambria:Risk-to-Earn型MMORPG「Cambria」がシーズン2で総報酬100万ドルを突破。
MapleStory Universe:ユーティリティトークン$NXPCのホワイトペーパーが公開され、総供給量の80%がコミュニティ報酬として割当。
1.MMORPG「Treeverse」、Season1報酬キャンペーンがスタート!
注目のオープンワールド型MMORPG「Treeverse」が、2025年4月にSeason1の報酬キャンペーンを開始しました。
期間は30日間にわたり、ゲーム内通貨「$END」の供給量の2.76%がエアドロップ対象として配布されるほか、「$IMX」や「$MON」といったトークンも報酬に含まれています。
今回のキャンペーンでは、以下の3つの部門ごとに報酬が配分されます。
アクティブユーザー部門:デイリークエストの完了数に応じてポイントを獲得。
スキリングマスター部門:全スキルをLv60、プレイヤーLv30を達成したユーザーに均等配分。
ランキング部門:ダンジョン攻略数、Gold、XPなどの総合成績上位20%に報酬を分配。
参加条件として、NFT(約5ドル相当)の保有が必要ですが、「Plot」「Timeless」「Nftrees」のいずれかを保有していれば、追加の手続きなしで参加対象となります。
さらに、特定NFTやトークンを保有しているユーザーには報酬倍率が加算される仕組みも用意されています:
$IMXまたは$MONを100ドル以上保有:1.25倍
Treeverse Plot または Timeless NFT:1.5倍
Nftrees NFT:1.75倍
この機会をお見逃しなく!
2.FSL Game Hub、Soneiumと連携しLINE MINI App上での展開を発表
「STEPN」や「Gas Hero」を手がけるFind Satoshi Lab(FSL)が、Soneiumチェーンと連携し、LINE MINI App上における新たなゲームポータル「FSL Game Hub」の展開を発表しました。
本取り組みにより、FSL Game Hubは、Soneiumブロックチェーンを基盤にしたWeb3ゲーム体験を、LINEユーザーに向けて提供していくことになります。
また、今後は複数のミニゲームの提供に加え、クロスプラットフォームイベントの開催も予定されています。LINE MINI Appという日常に密着した環境にWeb3ゲームを組み込むことで、より手軽で幅広いユーザー層へのアプローチが期待されます。
FSLとSoneiumの提携により、LINEを通じたWeb3ゲームの普及がさらに加速していきそうです。
3.「Mini Dapp Growth Competition Phase2」のファイナリストを発表
Kaia Foundationは、Mini Dappの成長を支援する取り組み「Mini Dapp Growth Competition Phase2」(開催期間:2024年3月5日〜4月16日)のファイナリストを発表しました。
今回選出されたのは、ユーザー数・オンチェーン取引数・収益指標などをもとに成長が著しいと評価された上位10タイトルです。
ファイナリスト一覧(順位順)
・Frog Defense
・Captain Tsubasa
・DarkStar
・Kyuzo’s Friends
・Bombie
・Elderglade
・Lair
・Boxing Star X
・Savanna Survival
・Slime Miner
なお、BombieとEldergladeはPhase1ですでにTop2入りしており、今回の支援対象からは除外。
そのため、11位:Meowtopia、12位:Fate Warが繰り上げ対象として追加され、最終的な選考対象10作品から再び「Kaia Wave Growth Package」の支援対象2タイトルが選出されます。
4.Cambria、シーズン2で賞金総額100万ドルを突破!
話題のRisk-to-Earn型MMORPG「Cambria」が、シーズン2「The Paymasters」の開始からわずか7日間で、賞金総額100万ドルに到達したと発表しました。
ゲーム内で消費されたETHやRONが、USDC建ての賞金プールとして積み立てられていく仕組みです。
本作では、PvPvEゾーンにおいて戦闘・探索を行い、「アーティファクト」や「ジェム」といったCorrupted Lootを集め、それを持ち帰ることで報酬を得ることが可能。
ただし、倒されるとその戦利品を失うリスクがあるため、プレイヤーの戦略や撤退判断が問われる構造です。
Corrupted Lootは持ち帰ることでUSDCやアイテム強化に活用できる報酬に変換されます。
シーズン2では、新たに「Paymasters」というクラスが導入され、プレイヤーは0.02 ETH相当の「Royal Charter」を購入し、Syndicate Vaultに預け入れることでSyndicate Sharesを獲得。
他のプレイヤーの戦果から得られる報酬(税収)の一部を受け取ることが可能になりました。
つまり、Cambriaでは「自ら戦ってリスクを負う」「他者のリスクを利用して報酬を得る」という2つのプレイスタイルが成立しており、戦略性と経済圏の両面から注目を集めています。
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5.MapleStoryU、ユーティリティトークン「$NXPC」のホワイトペーパーを公開
MapleStory Universeは、エコシステムの中核となるユーティリティトークン「$NXPC」のホワイトペーパーを正式に公開しました。
$NXPCは、総供給量10億枚のうち80%がコミュニティ報酬として配布され、残りの20%が開発・運営支援やチーム・アドバイザーへの割り当てとなります。
特徴的なのは、ビットコインに似た「報酬半減スケジュール(halving)」が採用されている点です。
時間の経過とともに定期的な配布量が段階的に減少することで、インフレを抑えつつ、長期保有や継続的な参加を促す設計となっています。
報酬配布は、MapleStory Universeのエコシステムに価値をもたらしたプレイヤーや開発者への「貢献報酬」として支払われます。
ここでいう「貢献」とは以下のような活動を指します:
・NFTの相互運用性を高める取り組み
・ゲーム内アイテムの価値維持に貢献する開発・導入
・持続可能なコンテンツの提供
評価はAppのKPI(アクティブ時間や利用頻度)、ならびにNESOの使用量などの定量的指標に基づいて決定され、透明性のある報酬設計が導入されます。
また、将来的にはユーザー自身がNFTを活用した体験型コンテンツを構築し、報酬を得ることも可能に。
さらに、MapleStory Universe内のゲーム内通貨「NESO」とは固定レートで変換可能。
NESOは各種アプリやマーケットプレイスで使用でき、ゲームと経済圏のシームレスな統合によって、ユーザー体験の向上も図られています。
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まとめ
今週のWeb3ゲーム&最新トレンドに関する主要ニュースをピックアップ。
新作ゲームの発表や主要トークンの動向、大型エアドロップの実施、最新のパートナーシップ情報など、業界の注目トピックをまとめました。
Web3ゲーム市場の成長やブロックチェーン技術の活用がさらに加速する中、重要なアップデートを見逃さないようチェックしておきましょう。
毎週、業界の主要ニュースをピックアップして配信しています。また、公式Xではより早く最新情報をチェックできるので、そちらもぜひご覧ください。