Zcashの開発に関わるZcash Open Development Lab(ZODL)は3月9日、シードラウンドで2,500万ドル超を調達したと発表しました。
Paradigmやa16z crypto、Winklevoss Capital、Coinbase Venturesなど著名ベンチャーキャピタルが参加しており、暗号資産分野への大型投資として注目されています。
ZODLは、Zcashユーザー向けのプロダクト開発を担う組織です。主力となるのはカストディアル型モバイルウォレット「Zodl」で、旧名称「Zashi」として知られていたウォレットを引き継ぎ、改良を重ねています。ウォレット開発と並行して、Zcashのプロトコル開発にも関わり、ネットワークの機能改善を進めています。
今回の資金調達にはParadigm、a16z crypto、Winklevoss Capital、Coinbase Venturesのほか、Cypherpunk Technologies、Maelstrom、Chapter Oneが参加しました。個人投資家としてBalaji Srinivasan氏、David Friedberg氏、Haseeb Qureshi氏、Mert氏、James Nicholas氏なども名を連ねています。Cypherpunk Technologiesは500万ドルを出資しました。
ZODLはElectric Coin Company(ECC)の元CEO、Josh Swihart氏が立ち上げた組織です。ECCでZcashの開発に携わってきたウォレット開発者やプロトコルエンジニアがチームごと移籍し、開発活動を続けています。
Cypherpunk TechnologiesのCIO、Will McEvoy氏も「ZODLとCypherpunkはプライバシー分野で最も重要な企業の2社です。この取り組みを共に進められることを嬉しく思います」と語り、プライバシー技術の広がりに期待を示しました。
暗号資産業界では規制強化の流れの中で、匿名性を巡る議論が続いています。一方で、個人情報保護や金融プライバシーの重要性が改めて意識される場面も増えています。ゼロ知識証明を基盤とするZcashは、こうしたテーマを象徴する暗号資産として知られています。
今回の資金調達を受け、ZODLはウォレットの機能改善やZcash関連ソフトウェアの開発を進めていく方針です。
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