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Trust Wallet、仮想通貨取引ができるAIエージェントを公開

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自己保管型ウォレット大手のTrust Walletは3月26日、AIエージェントがオンチェーン取引を実行できる開発基盤「Trust Wallet Agent Kit(TWAK)」を公開しました。

2億2,000万人超のユーザー基盤を持つ同社が、秘密鍵をユーザー側に残したままAIに実取引を担わせる仕組みです。

対応するブロックチェーンは25以上にのぼります。EVM互換チェーンに加え、Solana、Bitcoin、Cosmos、TON、Aptos、Tron、NEAR、Suiなどを含み、マルチチェーンを前提とした点が特徴です。

機能面では、スワップや送金、ドルコスト平均法に基づく積立購入、指値注文のほか、価格アラート、トークンのリスクスコアリング、ENS解決、メッセージ署名などを挙げています。

2つの運用モードを用意

今回の発表で焦点となるのは、自己保管を維持したままAIにどこまで権限を渡すかを選べる2つのモードです。

1つ目は「Agent Walletモード」です。ユーザーは専用のエージェント用ウォレットに資金を割り当て、事前に設定したルールの範囲内でAIに自律実行を任せます。定期買い付けや指値注文のように、条件が明確な取引に向く仕組みです。

もう1つは「WalletConnectモード」で、既存のTrust Walletに接続し、AIが取引内容を提案したうえで、最終的な承認はユーザーが行います。Trust Walletは公式Xで「Agent Kit works with the wallet you already own. Your keys stay yours」と説明しており、どちらのモードでも秘密鍵そのものはユーザーの管理下に置かれたままです。

この点は、AIエージェントの導入で最も懸念されやすい資産管理リスクに直結します。TWAKは、AIに執行機能を持たせつつも、鍵を外部に預けない自己保管の原則を崩さない仕組みを採っています。

暗号資産市場ではこのところ、AIエージェントがウォレット操作やDeFi戦略の補助を担う動きが広がっていましたが、多くは情報取得や提案にとどまっていました。Trust Walletの今回の公開は、自己保管ウォレット大手が実取引の執行基盤を正式に開放した点で、意味合いの大きい動きとみられます。

参照:公式

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gemefi.town編集部

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