Coinbase系のイーサリアムL2「Base」は4月1日、2026年の公式ロードマップを公表し、AIエージェントが人間とともに資産を発見し、開発し、所有し、取引するグローバル経済を目標に掲げました。
2025年に17兆ドル規模のステーブルコイン取引を処理した実績を踏まえ、決済インフラとトークン化市場、開発者支援を一体で拡張する方針を示したことで、AIと暗号資産の融合をにらんだ次の成長戦略が鮮明になっています。
発表は3月31日付の公式ブログ「Base 2026 Mission, Vision, and Strategy」で行われました。Baseはビジョンとして、AIエージェントが24時間365日稼働するトークン化市場の参加者になる世界観を明記し、人間とAIが同じ経済圏で資産を扱う仕組みを前面に打ち出しました。
2026年の戦略は大きく3点です。1つ目はグローバル市場の構築で、現実資産(RWA)のトークン化に加え、予測市場や永久先物の集約を進めます。2つ目はステーブルコインのスケーリングで、プライバシー機能の強化やガス代支払いへの対応を盛り込みます。3つ目はビルダー支援で、人間の開発者だけでなくAIエージェントも使えるツール群を整備します。
AIエージェント向けの具体策も提示しました。Baseはエージェントネイティブなスマートアカウント、CLIとMCPを通じたアクセス、Coinbaseが公開しているx402標準によるオンライン決済対応を実装項目に挙げています。x402はAIエージェントやアプリケーションがインターネット上でプログラム可能な支払いを行うための仕様で、USDCなどのステーブルコインを使った自動決済の土台にすることを想定しています。
Baseは2025年に26通貨、17カ国にまたがって17兆ドルのステーブルコイン取引を処理したとしています。Base Appは140カ国以上に展開され、開発支援プログラム「Base Batches」では50チーム超に資金提供を行いました。こうした既存の利用基盤を踏まえ、ネットワークをAIエージェントの経済圏向けに最適化する動きだと見られます。
参照:公式
