Coinglassが4月上旬に公表した2026年Q1の市場シェア分析で、暗号資産取引所バイナンスはユーザー資産保管額の日次平均が約1529億ドルに達し、トップ10取引所全体の73.5%を占めていることが分かりました。

DeFiの成長や競合取引所の拡大が続くなかでも、預かり資産と流動性がバイナンスに集中している状況が際立っています。
同レポートは、資産保管の集中度が取引量の集中度を大きく上回った点にも触れています。ユーザー資産はバイナンス単独で7割超を占め、売買シェア以上に存在感が強いとしています。
トップ10全体に対するシェアが73.5%に達したことで、利用者の資産が一社に集中していることが数字で示されています。
バイナンス、流動性でも首位維持

デリバティブ市場でもバイナンスの優位ははっきりしています。Q1のデリバティブ取引量は約4.90兆ドルで、トップ10取引所の34.9%を占めました。
Q1全体の暗号資産デリバティブ市場の総取引量は18.6兆ドルで、その大部分をバイナンスが占めている計算です。

未決済建玉を示すオープンインタレスト(OI)でも、バイナンスは平均239億ドルでトップ10の29.9%を占めました。
資産保管の比率ほど極端ではないものの、注文の厚みや建玉の集積が同社に偏っていることがうかがえます。
Binance Squareに掲載されたQ1レポートの要約でも、ユーザー資産の7割超やデリバティブ市場での高いシェアが改めて確認されています。
ビットコイン建ての流動性でも規模は突出しています。
バイナンスのBTC先物市場の流動性深度は約2.84億ドル(約284百万ドル)と突出しており、BTCリザーブはX投稿などで約65.9万BTCと推定されています。
主要取引所のなかでも最大級の準備高であり、先物市場の約定能力やヘッジ需要の受け皿としての役割を支えているとみられます。
参照:coinglass
