Aster、USD1建てRWA先物を開始
Aster DEXは4月6日、World Liberty Financial(WLFI)との提携拡大を公表し、実世界資産(RWA)市場の基盤通貨にステーブルコイン「USD1」を据えました。
金や銀、原油の無期限先物(デリバティブ)をUSD1建てで提供し、オンチェーンでの商品エクスポージャーを低コストで取引できる体制を整えています。
Asterは最初に導入する銘柄として、WTI原油のCLUSD1、ブレント原油のBZUSD1、金のXAUUSD1、銀のXAGUSD1を挙げました。
これらのRWA無期限先物はUSD1でのみ決済され、手数料はテイカーが1bps、メイカーがマイナス0.5bpsに設定されます。メイカー手数料がマイナスになる設計は、板に注文を並べる流動性供給者に実質的なリベートを与え、スプレッドを縮小して約定効率を高める狙いです。
今回の拡張で変わるのは取引対象の拡大だけではありません。Aster上で使われてきたUSD1が商品系RWAの決済手段にも広がるため、暗号資産と実世界資産を同じ取引インフラで扱えるようになります。
Asterはすでに3月18日、WLFIとの協業の一環でBTC、ETH、SOLなどのUSD1建て無期限先物を立ち上げていました。この時点でUSD1によるデリバティブ決済の運用が始まっており、今回のRWA拡張はその延長です。。
Asterは日次取引高約4.7億ドル、TVL約1.9億ドル規模のパーペチュアルDEXとして運営しており、WLFIの広範なユーザー基盤へのアクセスが協業の一つの狙いとされていました。
既存のデリバティブ流動性が商品RWAに流入すれば、これまで断片化しやすかったオンチェーンRWA市場に厚みが出る可能性があります。
RWAのオンチェーン化は2026年のDeFi市場で成長分野となっており、特に金や原油といった伝統資産を24時間取引できる仕組みへの関心が高まっています。
参照:公式