ステーブルコインUSDCを手がけるサークルは、Arcネットワーク向けARCトークンのプレセールで2億2200万ドル(約350億円)を調達したことを明らかにしました。
今回の資金調達は、サークルが進める機関投資家向けブロックチェーン「Arc」の本格展開に向けた重要な一歩となります。Arcは、決済、トークン化資産、金融アプリケーションなどに最適化されたL1として設計されており、USDCを中心としたオンチェーン金融インフラの拡大を狙うものです。
プレセールはa16zクリプトが主導し、ブラックロック、アポロ・ファンズ、アーク・インベスト、ブーリッシュ、インターコンチネンタル・エクスチェンジ、SBIグループ、スタンダードチャータード・ベンチャーズなど、約13社が参加しました。完全希薄化後のネットワーク評価額は30億ドルとされ、NYSE(ニューヨーク証券取引所)上場企業によるトークンプレセールとしては初めての事例です。
日本勢ではSBIグループの参加が目を引きます。USDCやトークン化資産を活用した金融インフラの構築に向け、国内外の大手金融機関や投資会社が関与している点からも、Arcに対する機関投資家の関心の高さがうかがえます。
ARCの供給上限は100億ARCとされ、配分案はサークル25%、ネットワーク参加者60%、長期準備15%です。ホワイトペーパーは探索的な設計書として公開されており、今後のフィードバックや実装状況に応じて、詳細な設計が具体化される可能性があります。
Arcのテストネットには、ブラックロックやVisaを含む100社超が参加してきました。今回のプレセールでは、ブラックロック、アポロ・ファンズ、SBIグループ、スタンダードチャータード・ベンチャーズなどが資本面で参画しており、実利用の側ではキリバやポリマーケットがUSDCの活用事例を広げています。
Arcでは、今回公表されたホワイトペーパーを起点に、USDCをネイティブガスに据えた基盤整備と、PoAからPoSへの移行を支えるARCステーキング設計の具体化が次の工程になります。
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