ゴールドマン・サックスが出資するDigital Asset系のCanton Networkは3月26日、クロスチェーン通信プロトコルのLayerZeroとの統合を共同で発表しました。
Canton Network is the home for onchain capital markets, processing $8T+ in RWAs monthly, $350B in daily U.S. Treasury repo volume, and adopted by 800+ firms.
LayerZero connects @CantonNetwork to every blockchain.
The Era of Interoperable Institutions has begun. pic.twitter.com/dxGhY1dEa1
— LayerZero (@LayerZero_Core) March 26, 2026
機関投資家は規制遵守やプライバシーを維持したまま、Canton上のトークナイズド資産を165以上のパブリックブロックチェーンに接続できるようになります。
今回の発表で焦点となるのは、LayerZeroがCanton上で稼働する初の相互運用性プロトコルになった点です。
対象となるのは証券、デジタル債、株式などのトークナイズド資産です。Cantonの利用者はコンプライアンス基準を保ちながら、外部チェーンとの間で資産をルーティングできるようになります。
Canton Networkは、機関向けのプライバシー保護と規制準拠を重視したネットワークとして展開してきました。
その一方で、トークン化された現実資産の流通先を広げるうえでは、パブリックチェーン側の流動性や資本との接続が課題になっていました。今回の統合は、そのボトルネックに対する実務的な対応といえます。
公式発表で示された規模感も大きいです。LayerZeroの公式X投稿によると、Canton Networkは米国債レポ取引で日次3500億ドル超を処理し、月間では8兆ドル超のRWAを扱い、800社超が採用しています。
機関向けネットワークとして、すでに一定の実需を備えた基盤にパブリックチェーン接続の経路が加わることになります。
