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ファセット、SBIらから約80億円調達|125カ国で決済網拡張

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ステーブルコイン基盤のネオバンクを手がけるファセットは5月14日、SBIグループやインベストコープ、アーズ・ポートフォイなどから5100万ドル(約80億円)のシリーズBラウンド(事業拡大段階の資金調達)を実施し、125カ国超で使われる独自決済網「Fasset’s Own Network」の拡張に乗り出しました。日本の大手金融グループが、新興国向けのステーブルコイン送金とデジタル資産インフラに資本参加した動きでもあります。

同社は調達資金を、アジア・アフリカ・南北米の新市場開拓、中小企業向けの運転資金融資とトレードファイナンス(貿易金融)商品の開発、AI対応の金融インフラ層である「Fasset’s Own Network」の強化に振り向けます。出資には日本のSBIグループのほか、バーレーン系投資会社インベストコープ、トルコ系資産運用会社アーズ・ポートフォイ、複数の戦略的ファミリーオフィスが加わりました。

ファセットが狙うのは、インフレや通貨下落、コルレス銀行網への依存による送金コストの高さに直面する地域で、ステーブルコインを日常の決済や資産保有に組み込むことです。SBIの参画は、同グループが進めるグローバルなステーブルコイン・ブロックチェーン金融投資の流れに沿うもので、ファセットは中東や南アジアで受け入れられてきたシャリア準拠(イスラム法に適合)の設計も強みに据えています。

創業者兼CEOのモハマド・ラーフィ・ホサイン氏は、「私たちはシリコンバレーが見過ごした市場のために事業を築いてきた。125カ国超の顧客から届く反応を踏まえ、この資本でFasset’s Own Networkを加速させる」と説明しました。そのうえで、「ステーブルコインとトークン化された現実資産が、誰もが資産を持てる日常の金融生活の一部になる世界を目指す」と述べています。

足元の稼働規模も大きい。ファセットは125カ国超で200万超のウォレットを抱え、1,000社超の中小企業向けに年換算320億ドル超の取引を処理しています。UAE、インドネシア、マレーシア、EU、トルコ、パキスタンなどでライセンスを取得し、規制の枠内でサービスを広げてきました。

提供中のサービスは、USDCとUSDTに対応したドル口座、越境送金、年率最大10%規模のAPY(年換算利回り)をうたうステーブルコイン運用、金連動トークン「XAUt」など現実資産をデジタル化したRWA投資、VisaカードによるApple Pay・Google Pay決済とATM出金まで広がります。個人の送金や貯蓄だけでなく、資金繰り手段が限られやすい中小企業も同じネットワークに載せる考えです。

同社は今後、モロッコからマレーシアに至る送金回廊を軸に、銀行や決済会社、通信事業者、オン・オフランプ事業者との接続を増やし、アジア・アフリカ・南北米へ進出します。並行して、中小企業向けの運転資金とトレードファイナンス商品の投入を進めます。

参照:公式

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gemefi.town編集部

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