OpenSea2.0、2024年12月に控える「OA2」の大型アップデートを予告
A new OpenSea is coming. December 2024.https://t.co/boxnb1CiYi pic.twitter.com/hIQ1dSpA41
— OpenSea (@opensea) November 4, 2024
世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea」は、2024年12月に大規模なプラットフォームのアップデートを計画していることを発表しました。
公式のSNSアカウントXで、「A new OpenSea is coming」というティーザーメッセージと共に、ウェイトリストを公開しました。
CEOのデビン・フィンザー氏は、「本当に革新を起こすには、時には一歩下がってすべてを再考する必要がある。12月に出航予定」と述べています。
OpenSeaは近年、市場のトップシェアをBlurに奪われ、さらにMagic Edenも追い抜く勢いを見せています。現在は、取引量で第2位を維持しているものの、さらなる革新が求められています。
OpenSeaは、2023年11月に「OpenSea 2.0」の開発に着手されました。
デビン・フィンザー氏は、「NFTを単なる収集用の画像以上のものと捉え、売上高だけで評価されるのではなく、幅広い応用を重視した方向へシフトしています。必ずしも最大の取引量を達成する方法ではなく、NFTの最も魅力的な使用例をいかに構築するかが重要です」とブルーバーグで語られています。
2024年1月時点の情報では、OpenSea 2.0は、取引量に依存するのではなく、ユースケースに基づいてNFTがリストされるマーケットプレイスを構築することを目指しているとされています。
具体的には、ユーザーはNFTをより直感的に閲覧・取引できるようになり、例えばカレンダー機能を通じてチケットNFTを確認できるなど、特定のユースケースに応じたカスタマイズ。また、Solanaブロックチェーン上の人気NFTを追跡する機能が検討されています。
さらに、OpenSeaは不正なNFTコレクションを検出する技術や有害なURLによるリスクを排除するためのセキュリティ機能を強化し、詐欺防止策にも注力しています。
Bitcoinブロックチェーン上のNFTに相当する「Ordinals」への対応についても関心が寄せられています。同社は、OrdinalsエコシステムがBitcoinコミュニティを活性化させている点を評価していますが、現時点ではOpenSeaがOrdinalsをサポートするかどうかについての公式な発表は行われていません。
OpenSea 2.0は、ユーザーエクスペリエンスの向上や新機能の導入に注力しています。一方で、市場はトークンインセンティブによる競争が激化する中、独自トークンの発行については明らかになっていません。
OpenSea 2.0のプラットフォームアップグレードは、NFT市場の将来を見据えた大胆な一歩です。ユースケースの多様化を通じて、ユーザー体験の向上とNFTマーケットプレイスの新しい形を追求しています。
