オンド・ファイナンスは、リップル、キネクシス by JPモルガン、マスターカードと連携し、XRP Ledger(XRPL、パブリックブロックチェーン)上のトークン化短期米国債「OUSG」の償還代金を、国境と銀行をまたいで5秒未満で決済したと明らかにしました。
Ondo, Kinexys by @jpmorgan, @Mastercard, & @Ripple successfully completed a landmark pilot transaction connecting the XRP ledger with interbank settlement rails.
This milestone marks the first time tokenized U.S. Treasuries have settled across borders and banks in near real time… pic.twitter.com/BUjvWwHBGg
— Ondo Finance (@OndoFinance) May 6, 2026
4社は今回を、パブリックブロックチェーン上の償還と銀行間決済レールをつないだ初の越境・クロスバンク取引とみており、銀行営業時間外の償還を米ドル着金まで結びつけた点に機関投資家向け市場で実務上の意味があります。
今回償還したのは、リップルが保有するオンド・ショートターム・US・ガバメント・トレジャリーズ(OUSG、主に適格投資家向けの短期米国債トークン化ファンド)の一部です。
リップルがXRPL上で償還を実行すると、オンドが償還処理を引き受け、マスターカードのマルチトークン・ネットワークを通じて米ドル払い出しの指図を送信しました。指図はキネクシス by JPモルガン(JPモルガンのブロックチェーン決済基盤)に渡り、キネクシスがオンドのブロックチェーン預金口座から資金を引き落とし、コルレス銀行ネットワーク経由でリップルのシンガポールの銀行口座へ米ドルを届けています。
今回のフローは、トークン化資産の償還後に残りやすい最後の銀行送金までを一体で処理した点にあります。短期米国債のトークン化市場はここ1年で広がってきた一方、償還後の送金は銀行営業時間や送金締め時刻に縛られやすく、24時間取引のボトルネックになっていました。
オンドは今回を「トークン化された米国債が国境と銀行をまたいでニアリアルタイムに決済された初の事例」と説明しました。イアン・デ・ボーデ社長は、オンド、キネクシス by JPモルガン、マスターカード、リップルの4社が「閉まることのない24時間のグローバル市場の土台を築いている」と語っています。
MTNを提供したマスターカードのラージ・ダモダラン副社長も、既存の銀行口座を使ったニアリアルタイムの越境決済を可能にし、機関投資家向けのオンチェーン資金フローに協調性と相互運用性を持ち込む取り組みだと説明しました。
参照:公式