S&P Dow Jones Indices(S&P DJI)は3月18日、Trade[XYZ]に対してS&P 500指数のライセンスを供与したと発表しました。これにより、分散型取引基盤Hyperliquid上では、S&P 500に連動する「初の公式かつ唯一の公式ライセンス付き」永続契約がローンチされました。対象は適格な非米国投資家で、24時間365日、オンチェーンでレバレッジ取引が可能になります。
S&P Dow Jones Indices and trade[XYZ] have joined forces to launch the first official S&P 500 perpetual contract, available exclusively on Hyperliquid.
For 69 years, the S&P 500 has been a defining reference point for global finance. Until now, access to that benchmark has been…
— trade.xyz (@tradexyz) March 18, 2026
今回の契約で使われるのは、S&P DJIが提供する機関投資家向けの公式指数データです。発表資料では、Trade[XYZ]がHyperliquid上でRWA(実物資産)市場の永続契約を手がける最大手プロバイダーと位置付けられており、このS&P 500永続契約も同プラットフォームで独占提供されると説明されています。伝統金融の代表的な株価指数を、中央集権型の取引所ではなく、分散型の24時間市場で扱えるようにした点が今回の特徴です。
S&P DJIのChief Product & Operations Officerを務めるCameron Drinkwater氏は、今回の協業について、同社の主力ベンチマークをデジタル取引環境の中でより広く使えるようにする取り組みだと説明しました。そのうえで、デジタルネイティブな投資家こそ、同社指数を支えてきた機関投資家水準の品質を求めるべきだとの認識を示し、Trade[XYZ]との協業に期待を寄せました。
S&P 500は長年にわたり世界株式の代表的な指標であり、その永続契約がHyperliquid上で常時取引可能になったことで、自社の構想に一歩近づいたとしています。Trade[XYZ]は発表の中で、2025年10月以降の取引高が累計1,000億ドルを超え、年率換算では6,000億ドルを上回る水準に達しているとも明らかにしました。
S&P 500は先物、オプション、ETF、仕組み商品などを通じて、関連エクスポージャーだけで1日あたり1兆ドル超が取引されているとされます。そうした巨大市場の中心にある指数が、満期のない永続契約としてオンチェーン化されたことで、暗号資産市場の参加者にとっては米国株指数への新たなアクセス手段が加わった格好です。
伝統的な指数ブランドとオンチェーンのデリバティブ市場が接続された今回の案件は、今後ほかの主要ベンチマークに波及するのかどうかという点でも注目を集めそうです。
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