近年、仮想通貨市場は急速に成長しており、多くの投資家が新たな投資機会を探しています。その中で、XDC(XinFin Digital Contract)という仮想通貨が注目を集めています。
本記事では、XDCとは?今後の将来性、そして1000円に到達する可能性について詳しく解説します。
仮想通貨XDCは、SBI VCトレードで購入することができます。ぜひ、参考にしてみてください。
※本記事の内容は投資勧誘を目的とするものではなく、情報提供のみを目的としています。
仮想通貨XDCとは?
XDC Network | |
発行年 | 2017年 |
創設者 | XinFin |
コンセンサスアルゴリズム | XinFin Delegated Proof of Stake (XDPoS) |
処理速度 | 最大2,000TPS |
発行上限 | 375億枚 |
時価総額 | 5.3億ドル *2024年5月時点 |
24時間取引高 | 560万ドル *2024年5月時点 |
参照:XDC Network
XDCは、国際貿易やサプライチェーンに特化して設計された企業向けのブロックチェーンです。取引処理が高速かつ低コストで行える点が特徴です。
また、実際に貿易金融プラットフォーム「TradeFinex」で活用されており、ISO20022への対応など金融機関との連携も視野に入れた実用性の高いプロジェクトです。
XDC NetworkとSBIホールディングスが合併会社を設立
出典:SBI VCトレード
2023年5月、SBI VCトレードはXDC Networkとのパートナーシップを締結し、同年5月31日には日本国内で初めてXDCの取扱いを開始しました。
XDC Networkと連携し、日本でXDCトークンを取り扱うなど、暗号資産関連サービスを提供しています。
SBIホールディングスとXDC Networkの開発元であるTradeFinex Tech Ltd.が共同で、
合弁会社「SBI XDC Network APAC株式会社」を設立しました。
これは貿易金融のデジタル化や効率化を目的とし、XDC Networkの技術を活用した新たなユースケースの開発や、関連企業とのパートナーシップの拡大や利用拡大が期待されます。
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XDCは、SBIグループが運営する「SBI VCトレード」で購入することができます。
仮想通貨XDCの特徴
1.ハイブリッド型ブロックチェーンで企業ニーズに対応
XDC Network最大の特徴は、「ハイブリッド型ブロックチェーン」を採用している点にあります。
これは、パブリックチェーン(公開型)とプライベートチェーン(非公開型)を融合させた仕組みであり、企業にとっては機密情報を守りつつ、ブロックチェーンの透明性や改ざん耐性を活かせる柔軟な構造となっています。
企業が利用する場合、取引の一部を非公開に設定することが可能で、セキュリティと効率性を両立できる点が評価されています。
参照:XDC Network
2.高速かつ低コスト、環境にもやさしいネットワーク
XDC Networkでは、取引の処理速度が非常に速く、およそ2秒程度で完了するとされています。さらに、手数料(ガス代)も非常に低く、導入コストを抑えられるのも大きな魅力です。
また、コンセンサスアルゴリズムにはXDPoS(Delegated Proof of Stake)を採用しており、イーサリアムなどのPoS型ネットワークと比べて電力消費量が圧倒的に少ないことから、環境面でも高い評価を受けています。
参照:SBI XDC
3.国際貿易やサプライチェーンに特化した設計
XDC Networkは、特に注目されている領域が、国際貿易やサプライチェーン領域での活用です。
たとえば、貿易における紙の書類をスマートコントラクト化し、手続きの簡素化や書類偽造の防止を実現。
書類管理、資金調達、国際決済といった複数の商流プロセスに組み込まれやすく、「国際貿易の実務課題を解決するためのブロックチェーン基盤」として設計されています。
4.ISO 20022への準拠で金融機関との接続も視野に
もう一つの大きな強みが、国際的な金融メッセージング規格「ISO 20022」への準拠です。
この規格は、今後世界中の銀行間で採用が進むとされており、XDCが対応していることで、従来の金融システムとの統合や接続がスムーズに行える可能性が高まります。
この点は、同様にISO 20022への対応が期待されているリップル(XRP)などと比較しても、エンタープライズ領域での競争力を示す材料となっています。
仮想通貨XDCが1000円になる可能性は?
結論:XDCが1000円に到達することは不可能ではないが、極めて可能性は低いと考えられます。
2025年5月時点でのXDCの価格は約10円前後、時価総額は約1400億円(10億ドル前後)となっています。
仮にXDCが1,000円となるとすると、単純計算で100倍の価格上昇となり、時価総額は約14兆円(約1,000億ドル)規模となります。
これは、2025年現在のビットコインやイーサリアムに次ぐトップ5の規模に匹敵します。
世界中の金融機関・政府がXDCをインフラとして採用する規模でなければ達成が難しいと言えるでしょう。
仮想通貨XDCの将来性について!価格が上昇する要因について考察
要因 | 内容 | 価格への影響 |
---|---|---|
ISO20022対応 | 金融インフラとの接続性 | 長期的な信頼性向上・実需拡大 |
国際貿易特化 | 貿易金融での実用化 | 需要増による価格上昇 |
政府との連携 | 国家レベルでの採用可能性 | 大規模資金の流入余地 |
1.ISO20022対応による「次世代金融インフラ」への接続性
XDCは、国際金融メッセージングの新たな標準である「ISO 20022」に準拠した暗号資産のひとつです。
ISO 20022はSWIFTや国際銀行間通信において2025年以降、世界的に本格導入が進む予定であり、これに対応することで以下のような利点があります
銀行や金融機関とのシステム接続が容易になる
中央銀行や決済ネットワークとの連携に必要な仕様を満たす
国際送金・資金移動における暗号資産の採用事例が増える可能性
2.国際貿易・サプライチェーンに特化した実用的な設計
XDC Networkは、「貿易金融(Trade Finance)」に特化したブロックチェーンとして設計されており、以下のような分野での活用が進められています。
貿易書類のデジタル化(例:信用状、B/Lなど)
スマートコントラクトによる取引自動化
請求書や債権のトークン化による流動性提供
3.政府・金融機関との連携の拡大
XDCは、すでにシンガポールのIMDA(情報通信メディア開発庁)との協力や、アジア開発銀行などが関心を示す貿易金融領域での導入が模索されています。
また、将来的には以下のような展開が想定されます。
中央銀行デジタル通貨(CBDC)とのブリッジ通貨としての機能
新興国における決済・送金インフラへの組み込み
グローバル決済プロバイダーとのパートナーシップ
XDCの特徴は、「技術力・実用性・国際基準への準拠」が三拍子そろっている点にあります。
上記の要因などが徐々に進行していくことで、着実な価格上昇トレンドが生まれる可能性はあると言えるでしょう。
XDCに投資するリスクや注意点
価格の急変動リスク(ボラティリティ)
仮想通貨は、一般的に非常に高いボラリティを持っています。
一日の間に価格が大きく変動することは珍しくなく、その変動はしばしば予測不可能です。
この高い変動性は大きな利益をもたらす可能性がありますが、同時に大きな損失を招くリスクも高いため、投資する際は慎重に資金管理を行うことが重要です。
実用化には時間がかかる可能性
XDCはエンタープライズ領域(企業間取引)での導入、ユースケースや投機的な話題性が少ないのが現実です。
また、企業によるブロックチェーン導入は、
- 業務プロセスの見直し
- システム連携
- 法規制の確認
など、慎重で時間を要するプロセスが伴います。
したがって、投資家が期待するような「急激な需要拡大」はすぐには訪れず、価格上昇にも時間を要する可能性が高いと考えられます。
法規制や中央集権性への懸念
XDCは政府や金融機関との連携を目指しているプロジェクトであることから、各国の規制強化の影響を受けやすい傾向があります。
たとえば、規制当局によって「証券」に分類されると、販売や流通が制限されるおそれもあります。
また、XDCはDPoS+PoAという効率的なコンセンサスアルゴリズムを採用している一方で、ネットワーク運営に関わるノード数が限られており、「中央集権的すぎる」と批判されるリスクもあります。
このような懸念が投資家心理に影響を与える可能性も無視できません。
XDCはどこで買える?
出典:SBI VCトレード
XDCを購入できる日本の国内取引所は、
- SBI VCトレード
のみです。
SBI VCトレードで国内初上場しました。
日本円でXDCを取引できるので、海外取引所を利用する手間が省けます。
取引所 | SBI VCトレード |
取扱通貨数 | 38銘柄 |
取引所手数料 | メイカー:-0.01% テイカー:0.05% |
販売所手数料 | 無料 *スプレッドあり |
出金手数料 | 無料 |
送金手数料 | 無料 |
XDCを購入する方は、各種手数料無料の「SBI VCトレード」をおすすめです。