国民民主党の玉木雄一郎代表は4月15日夜、分散型金融(DeFi)のデリバティブ取引所ハイパーリキッドをXで紹介しました。石油やS&P500まで24時間売買できるブロックチェーン上の市場が、既存の取引所に迫りつつある実例として国内で関心を集めています。
日本ではまだあまり知られていませんが、Hyperliquidという会社があります。
創業3年、従業員たった11人で年間利益9億ドル(約1,400億円) の企業。すごい!
Hyperliquidを通じて、石油、銀、S&P… https://t.co/8ORBiwErgu
— 玉木雄一郎(国民民主党) (@tamakiyuichiro) April 15, 2026
玉木氏は「創業3年、従業員たった11人で年間利益9億ドル」「取引高は約4兆ドルで、あのロビンフッドも上回ったと言われています」と書き込み、「既存の取引市場そのものが不要になるかもしれないインパクト」「私たちは今、歴史的な大変化を目の当たりにしています」と評しました。
ハイパーリキッドはシンガポール拠点の独自レイヤー1ブロックチェーン上で動く取引基盤です。公式ドキュメントでは、注文板をチェーン上で動かすハイパーコアと、周辺アプリを開発できるハイパーEVMを中核に据え、秒間20万件の注文処理と1ブロックでの確定を掲げています。現物と永続先物(満期のない先物)の注文、約定、清算をオンチェーンで処理するつくりです。
この仕組みを選んだのは、創業者ジェフリー・ヤン氏が中央集権型取引所への依存を断ちたかったためです。インターナショナル物理オリンピック金メダリストでハーバード大卒のヤン氏は、FTX破綻で預かり型取引所の弱点が露呈したあと、注文板そのものを自前チェーンに載せる方式へ舵を切りました。以前のトレーディング事業を閉じ、ベンチャーキャピタルを入れずに少人数で立ち上げた経緯が紹介されています。
2025年の利益を約9億ドル、従業員数を11人。DefiLlamaでもハイパーリキッドの累計パーペチュアル取引高は4.25兆ドルに達しており、プロトコル収益は10.99億ドルです。
取引の裾野を広げたのが、2025年に導入されたHIP-3(市場追加の仕組み)です。50万HYPEをステークした参加者は外部価格フィードを使って新しい永続先物市場を立ち上げることができ、トレード.xyzはこの仕組みでテスラ、アップル、エヌビディア、アマゾン、S&P500、原油、金、銀に連動する市場を提供しています。2026年3月時点では、HIP-3の建玉の9割超をトレード.xyzが占めました。
現物株や現物商品を直接受け渡すわけではありませんが、価格に連動するポジションを週末も含めて24時間持てる点が利用を押し上げています。ハイパーEVM上では、トークン交換のハイパースワップ、貸借のユースフェリックス、運用のキネティックが動いており、トレード.xyzのような伝統資産連動市場の周辺にもDeFiアプリが増えています。