21シェアーズは5月12日、ハイパーリキッドのネイティブトークンHYPEを裏付け資産とする現物ETF「21Shares Hyperliquid ETF」を、ティッカー「THYP」でナスダックに上場しました。HYPEの現物価格に連動するだけでなく、保有資産の一部をステーキングして得た報酬を株主へ現金で還元する仕組みを取り入れており、トークンを自分で保管せずにHYPEの値動きと利回りの両方に触れられる商品として打ち出します。
The 21shares Hyperliquid ETF (Ticker: $THYP)
Day 1 Report▪️$1.8M in trading volume
▪️~$1.2M in net inflows
▪️0.3% management fee
▪️The lowest management fee for a Hyperliquid ETF as of May 12, 2026¹Hyperliquid.
— 21shares US (@21shares_us) May 12, 2026
保有するHYPEの30〜70%はFigment経由でステーキングに回します。比率は流動性や償還需要を見ながらスポンサーが裁量で調整し、得られた報酬の70%相当を信託に残して四半期ごとに現金分配します。残る30%はスポンサー、サービス提供者、カストディアンへの対価に充てます。スポンサー手数料は年率0.30%で、HYPE建てで支払います。信託はパッシブ運用に限定され、レバレッジやデリバティブは使いません。
保管体制にはアンカレッジ・デジタル・バンクN.A.とビットゴー・バンク・アンド・トラストN.A.を起用し、資産の大半をコールドストレージで管理します。両社を合わせた保険カバーは3億5000万ドルです。設定・償還は現金と現物の双方に対応し、1万株単位で取り扱います。HYPE自体の価格変動に加え、アンステーキングには1日の手続き期間と7日間のキューがあるため、償還向け資産を即時に引き出せるわけではありません。
信託は2025年7月にデラウェア州の法定信託として組成され、10月27日に現在の名称へ改称しました。同月29日に初回S-1を米証券取引委員会へ提出し、2026年3月18日にはスポンサーが2万株を1株25〜50ドル、総額50万〜100万ドルで取得するシード取引を実施、23日に現金償還しています。3月26日にFTSE Hyperliquid Indexが導入され、4月の改訂S-1でナスダック上場とティッカーTHYP、30〜70%のステーキング方針が書き込まれました。上場後はスポンサーのウェブサイトでステーキング比率が日次公表され、四半期ごとの現金分配が順次行われます。