ハイパーリキッドは5月2日、HIP-4をメインネットで有効化し、ビットコインが7万8213ドルを上回るかを問う初のBTC Dailyバイナリー予測市場を立ち上げました。パーペチュアル先物と現物と同じ口座で、建玉手数料ゼロ、USDH完全担保、強制清算なしの取引を可能にする仕組みで、急拡大する予測市場分野に本格参入しました。ローンチ直後の24時間出来高は68.39万USDHに達しています。
Hyperliquid up or down?
5 minute up/down HYPE polymarkets are now live. pic.twitter.com/IofyLBlxpA
— Polymarket (@Polymarket) May 1, 2026
初回市場は「BTC Daily — above $78,213」で、しきい値は立ち上げ時のBTC価格水準に合わせた日次設定です。満期は5月3日8時(UTC)で、Yesは0.65USDH前後、Noは0.35USDH前後で推移しました。稼働中の市場は現時点で1本で、取引は15分の単一価格オークションから始まり、その後は0.001〜0.999の価格帯で連続売買へ移っています。
このローンチで利用者に直結するのが手数料と証拠金の扱いです。公式ドキュメントでは、アウトカム取引(結果に応じて0か1で清算する取引)の新規オープンとミントは無料で、手仕舞い、バーン、清算時にのみ課金されます。流動性を置くメイカー注文は0手数料で、予測市場の出来高はプロトコル全体の手数料ティアに算入されるため、同じ口座で使うパーペチュアル先物の手数料優遇にもつながります。ポートフォリオ・マージン(口座全体で損益や証拠金を相殺して管理する仕組み)に統合されるため、予測市場専用に資金を切り分ける必要が小さい点が、ポリマーケットやカルシとの違いとして際立ちます。
ハイパーリキッドがこの領域に入るタイミングも注目されます。予測市場セクターの2025年取引量は前年比300%超増の635億ドルまで膨らみ、選挙、スポーツ、経済指標をめぐるイベント取引が広がりました。ハイパーリキッド側では、2025年10月に始まったHIP-3のパーペチュアル市場が建玉残高10億ドル超、24時間出来高48億ドル、プラットフォーム全体出来高の35%超まで伸びています。3月の総出来高は2190億ドルに達しており、毎秒約20万件の注文処理能力を掲げるL1の取引基盤と既存ユーザー基盤を、そのまま予測市場へ持ち込める構図です。
初回のBTC Daily契約は5月3日8時(UTC)に認可オラクルで0か1へ清算されます。BTC Dailyは日次でしきい値を更新する設計で、ハイパーリキッド上の予測市場はこの判定を起点に継続運用へ入ります。
参照:公式