YouTubeは2026年4月8日ごろ、暗号資産関連チャンネルを事前警告なしに相次いで停止し、2015年から運営されてきたビットコイン・ドットコムの公式チャンネルも削除対象にしました。登録者約10万人超の教育・解説チャンネルが有害で危険な)コンテンツと判定されたことで、暗号資産情報の発信を大手プラットフォームに頼るリスクが改めて浮き彫りになりました。
Bitcoin.comはXで、同社の動画は「2015年からビットコイン教育、ウォレットのチュートリアル、客観的なニュース」を扱ってきたと説明しました。そのうえで「YouTubeは私たちのチャンネルを『有害で危険』として削除した。一方でYouTube上では暗号資産詐欺広告が24時間流れている。異議申し立ては却下され、ストライクも説明もなかった。10年続く企業と実際の詐欺を見分けられないアルゴリズムだ」と批判しています。
無警告で削除、埋め込み動画にも影響
今回消えたのは集客用の導線だけではありません。Bitcoin.comによると、停止されたチャンネルにはビットコインの基礎解説やウォレットの使い方をまとめた動画が蓄積されており、同社サイトやアプリに埋め込んでいた関連コンテンツも視聴できなくなりました。教育用アーカイブが一度に失われ、既存ユーザーだけでなく新規利用者の情報アクセスにも影響が及んでいます。
影響は1社に限られていません。暗号資産分野では数十規模のチャンネルに削除や停止が広がったとの指摘が出ており、ビットコイン・マガジンにも処分が及び、理由として「low-quality and repetitive content(低品質で反復的なコンテンツ)」が示されました。ビットコイン教育で知られるBTCセッションズは、2019年から2025年にかけて3度同様の停止を経験したとされ、今回も「新しい技術を教育するだけの制作者が何度も排除される一方で、実際の詐欺配信が残っている」と反発しています。
参照:公式