ヘックス・トラストが発行・保管するラップドXRP「wXRP」が4月17日、ソラナで動き始めました。XRP保有者はネイティブXRPを手放さずに、ファントムやジュピターなどの主要DeFiアプリへ持ち込めるようになりました。2025年12月に公表された計画が実運用に移り、XRPの流動性をソラナの取引市場へつなぐルートが開きました。
ヘックス・トラストの製品ページでは、wXRPの総循環量は50,834,502.87、裏付けとなるXRP準備資産は50,834,519.64と表示されています。ソラナ上の供給量は83万4497.77 wXRPで、総流通に占める比率は約1.6%です。XRPが18日時点で1.5ドル前後で推移していることを踏まえると、ソラナ側で動き始めた残高はおよそ120万ドル規模になります。
wXRPは、ヘックス・トラストの規制準拠カストディに預けられたXRPを1対1で裏付けに発行します。発行と償還はKYC/AMLを通過した認定参加者が担い、預け入れ時にwXRPを発行し、償還時にバーンしてネイティブXRPに戻します。個人ユーザーはソラナ側のアプリで受け取り、そのままスワップや流動性提供に使えるため、資産移動で問題になりやすいブリッジリスクを抑えながらXRPをDeFiに持ち込めます。
ヘックス・トラストのGiorgia Pellizzari(ジョルジア・ペリッツァーリ)最高製品責任者兼カストディ責任者は当時、「wXRPによってDeFiとクロスチェーンネットワークにおけるXRPの流動性を広げ、XRPとRLUSDの間でより広いユーティリティーを生み出す」と説明しています。Markus Infanger(マーカス・インファンガー)上級副社長も、「暗号資産エコシステム全体と機関投資家の間でXRPを使いたい需要が高まっている。RLUSDで進めている取り組みとも自然に噛み合う」と話しており、wXRPはリップルの米ドル建てステーブルコインRLUSDの流動性拡大とも並行して使われる構図です。
今回前面に出ている稼働先は、ウォレットのファントム、DEXアグリゲーターのジュピター、流動性基盤のメテオラ、タイタン・エクスチェンジ、Byrealです。機関投資家やマーケットメーカーは認定参加者としてwXRPを発行・償還し、個人ユーザーはその流動性を通じてソラナ上で売買やLP(流動性提供)に参加する流れが見え始めています。
ヘックス・トラストは初期対応チェーンとして、ソラナに続きオプティミズム、イーサリアム、ハイパーEVMも掲げています。4月18日時点でソラナ上にある83万4497.77 wXRPが今後どのペースで積み上がるかは、同社の準備資産ページと各アプリの流動性残高で追うことになります。
参照:公式