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サークル、USDCブリッジ公開|ソラナ転送を自動化

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米サークルは4月17日、USDCの公式クロスチェーン送金画面「USDC Bridge」を公開しました。USDC Bridge公開と同時にCircle Gatewayでソラナ向けフォワーディングの提供を始め、CCTP(チェーン間送金プロトコル)とBridge Kitでは4月7日からすでに提供されています。ラッピング資産を介さない1対1のネイティブ転送と受け取り側処理の自動化で、複雑だったチェーン間のUSDC移動を、個人ユーザーと開発者の双方にとって扱いやすくします。

USDC Bridgeはサークルが自社で運営する送金インターフェースです。USDC公式アカウントは、送金元でUSDCを焼却し、送金先で同額を発行する「ネイティブのburn-and-mint」を取り入れ、手数料は事前に表示し、進捗はリアルタイムで確認できると案内しました。受け取り先チェーンのガス代も自動で処理します。利用者は送金ルートやブリッジの種類を細かく選ばずに、USDCをそのまま移せます。

基盤となるCCTP V2は、サークルのアテステーション(正当性確認)を通じて送金先チェーンでUSDCを再発行する仕組みです。流動性プールやラップド資産を使わないため、受け取るUSDCはネイティブのまま1対1で移ります。価格のズレや別資産化を避けたい利用者にとって、ここが最も大きな変化です。

今回ソラナで動き出したフォワーディングは、その最終工程を自動で片づける機能です。USDC公式アカウントは「ソラナ向けフォワーディングがCircle CCTPとBridge Kitで稼働した」と告知し、Circle側も「Circle Gatewayはチェーン非依存のUSDC残高を500ミリ秒未満で使えるようにする」と記しました。転送先チェーンでの実行を自動化することで、手動の請求操作を減らし、送金完了までの時間短縮と運用コスト、第三者リスクの圧縮につなげる狙いです。

サークルが現在そろえる周辺製品は、個人向けのUSDC Bridge、開発者向けのBridge Kit、企業向けのCircle Gatewayです。対応ネットワークもイーサリアム、アービトラム、ベース、アバランチ、ポリゴンPoS、OPメインネット、ソラナ、セイ、ソニック、ユニチェーン、ワールドチェーンなどへ広がっており、HyperEVM、Inkonchain、Linea、Monadなども含め、サークル主導のネイティブUSDC移動網が多チェーンで動いています。

ソラナが今回の重要な投入先になった理由は、サークル自身が前面に出した速度とコストの改善だけではありません。ソラナ上のUSDC需要も急拡大しており、4月中旬までの2026年累計ミント額は380億ドルを超え、週間でも最近のミント増加で数億ドル規模の拡大が続いています。ソラナは高速なブロック生成で知られ、サークルが「500ミリ秒未満で使える」と数字を添えて訴えたのも、回転の速いUSDC需要を意識した動きと受け止められます。

サークルにとっても、USDC発行体が自前の送金導線を握る意味は大きいです。ブリッジ事業者任せではなく、「Built and operated by Circle」と明記した公式製品として提供することで、送金経路、手数料表示、受け取り処理までを一貫して管理できます。利用者から見れば、ブリッジ選定やラップド資産の見分けに悩む場面が減り、事業者から見れば、ソラナを含む複数チェーンへのUSDC展開を標準化しやすくなります。

サークルはCCTP V1を7月31日から段階的に終了する予定です。次の具体的な節目はこの移行日程で、開発者と事業者のUSDC送金基盤は、V2と今回のUSDC Bridge、Bridge Kit、ソラナ向けフォワーディングへ順次集約していきます。

参照:公式

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gemefi.town編集部

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