分散型デリバティブ取引基盤ハイパーリキッドは5月18日、RWAの無期限先物の未決済建玉が26億ドルの過去最高を更新し、2カ月でおよそ2倍に膨らんだと公表しました。米株指数や原油を24時間オンチェーンで取引したい需要が、暗号資産ネイティブの市場で急速に積み上がっています。
RWA trading on Hyperliquid reached a new ATH of $2.6B in open interest, double the amount from two months ago. Demand for 24/7, onchain access to real world assets continues to grow. pic.twitter.com/TZi0mm8Q8V
— Hyperliquid (@HyperliquidX) May 18, 2026
ハイパーリキッドは同日の投稿で、「RWA取引の未決済建玉は26億ドルの過去最高に達し、2カ月前の2倍になった。現実世界の資産への24時間オンチェーンアクセス需要は伸び続けている」と記しました。RWA建玉は4月6日時点で23億ドルを超えており、1カ月余りでさらに3億ドル上積みされています。
内訳では、HIP-3を使って展開するTrade[XYZ]が、RWA建玉の約82%にあたる21.4億ドルを占めます。なかでもSP500/USDCが4.96億ドル、XYZ100が3.52億ドルで先行し、ハイパーリキッドの建玉上位10市場のうち6市場を株式関連と原油関連のRWAが占めました。
この伸びを押し上げたのが、3月18日に決まったS&P Dow Jones IndicesによるS&P500指数のライセンス供与です。Trade[XYZ]はハイパーリキッド上で初となる、S&P500の正式ライセンスを受けた無期限先物を立ち上げ、機関投資家向けの指数データを直接使えるようにしました。
トレードXYZは、非米国の対象投資家にS&P500へのレバレッジ付き合成エクスポージャー(現物を持たず値動きだけを取る建玉)を24時間提供する仕組みを採っています。親会社のCOO兼顧問弁護士を務めるコリンズ・ベルトン氏は「XYZはハイパーリキッド上で最初で最大の現実世界資産(RWA)市場です。S&P500は自然な出発点です。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスとの協業により、S&P500の無期限先物がハイパーリキッド上で24時間利用できるようになりました」と述べています。
RWA建玉は4月6日の23億ドル超から、5月18日には26億ドルへ伸びました。ハイパーリキッドの建玉データは日次で更新されており、次回の集計ではSP500/USDCとXYZ100が過去最高更新後にどの水準で推移するかが示されます。
参照:公式