スターテイルグループの渡辺創太CEOは日本時間13日朝までに、SBIホールディングスと進める信託型の円建てステーブルコイン「JPYSC」を数カ月以内に投入し、調達コストの低い日本円を使って米国株へフルオンチェーンで投資する構想を明らかにしました。発行体は新生信託銀行、主要販売パートナーはSBI VCトレードで、日本発の規制対応型ステーブルコインを機関投資家向けの決済や投資インフラへ広げる青写真が見えてきました。
We are going to ship @JPYStableCoin, the first bank-backed JPY stablecoin, in a few months. What I want to achieve is to leverage the lowest-cost funding currency on earth — JPY — to invest in the highest-growth assets, i.e., US stocks, executing fully onchain. It will be big.
— Sota Watanabe (@WatanabeSota) May 12, 2026
渡辺氏はXで「We are going to ship @JPYStableCoin, the first bank-backed JPY stablecoin, in a few months.」と投稿したうえで、「lowest-cost funding currency on earth — JPY」を使い、「highest-growth assets, i.e., US stocks」へ「fully onchain」で投資したいと書き込み、「It will be big.」と付け加えました。地球上で最低コストの資金調達通貨だとみる円を、最高成長資産とみなす米国株につなぐ構想まで踏み込んだ内容で、発行時期だけでなく使い道も具体的になっています。
JPYSCは2月27日に名称とロゴが公表され、日本初の信託型日本円建てステーブルコインとして打ち出されました。日本の金融規制に沿う信託型の3号電子決済手段(信託受益権を裏付けにする方式)として作られ、国内送金や保有にかかる100万円制限を受けません。既存の金融システムとブロックチェーン網をつなぐ仕様で、マルチチェーンに対応し、DeFiプロトコルや企業向けプライベートチェーンとの接続も視野に入れています。プロジェクトはスターテイルグループが主導し、SBIホールディングスが法規制対応や流通、投資家導入を担います。
足元の接続先としては、JPYSCと米ドル建てステーブルコインUSDCを組み合わせた「JPYSC/USDC」ペア、トークナイズド取引プラットフォーム、RWA(現実資産)のオンチェーン化が挙がっています。スターテイルの公式アカウントは、JPYSCに加えてUSDSC(米ドル建てステーブルコイン)やソニュームを含むフルスタックのWeb3インフラを掲げており、円建て決済トークンを単独で流通させるのではなく、資産売買や流動性供給までつなぐ方針を打ち出しています。次の節目は、新生信託銀行が発行し、SBI VCトレードが取り扱う体制での正式ローンチになります。
