Web3ゲームトークン「TOKYO GAMES TOKEN(TGT)」、トークノミクスを公開
TOKYO GAMES Foundationは、同財団が手がける「Web3 × AAA」ゲームプラットフォームのトークン「TOKYO GAMES TOKEN(TGT)」の正式なトークノミクスを発表しました。
TGTは、トークンのインフレを考慮された、これまでにない報酬モデルを特徴とし、ゲームタイトルの収益と連動した「トークン買い戻しモデル」を設計されています。
TOKYO GAMES TOKEN(TGT)の概要
TOKYO GAMES TOKEN(TGT)は、日本発のWeb3×AAAゲームエコシステムを支えるユーティリティトークンです。
トークン名 | TOKYO GAMES TOKEN |
トークン記号 | TGT |
総供給量 | 10億枚 |
トークン発行者 | play3 Ltd. |
ブロックチェーン | Immutable zkEVM |
コントラクトアドレス | - |
ホワイトペーパー | https://tokyogamestoken.gitbook.io/tgt-whitepaper |
プラットフォーム上のブロックチェーンの支払い通貨や、ステーキング機能による特典付与、ガバナンス権などのユーティリティを持ちます。
TOKYO GAMES TOKEN(TGT)の運営体制
TOKYO GAMES Foundationは、日本のトップ企業による協業体制で運営されています。
- SBIホールディングス
- Cygames
- gumi
トークノミクス特徴:ゲーム売上を原資とする15%のトークン買い戻し
TOKYO GAMES TOKEN(TGT)が採用したのは、「売上連動型トークン買い戻しモデル」です。
TGTでは、「TOKYO BEAST」などのゲームタイトルにおける売上の15%を活用し、TGTを市場で買い戻すという仕組みを導入しています。
従来のように事前に割り当てたトークンを報酬として配布するのではなく、トークン価値を収益から買い支えることでホルダーへ利益を還元することに基づいています。
買い戻されたTGTトークンの扱いについては、現時点では明示されていませんが、今後バーンや保有ロック、報酬原資への活用などが想定されます。
このモデルの特筆すべき点は、ゲームの売上成長がトークンの買い圧に直結するという点にあります。つまり、ゲームの人気が高まり収益が増えれば、それに比例してトークンの需要が高まり、価格面での上昇が期待されます。
また、TGTのステーキング限定で獲得できる「BEAST NFT」は、ゲーム内での活用に加え、収益シェアや報酬プールからの配当も受け取れる設計となっており、トークンのステーキング需要を高める構造が採用されています。
NFTとトークン、ゲームの3者が有機的に連動する構造が特徴です。
トークン割当:NFTホルダーへ二重インセンティブ
TGTのトークン割当は以下の通りです。
- 40%:エコシステム成長プール(BEAST NFT保有者への報酬、ゲーム用報酬プール)
- 21.35%:財団基金(ゲームエコシステムの開発支援)
- 15%:開発チーム
- 11.27%:エアドロップ&マーケティング
- 10%:流動性・上場準備
- 2.15%:初期支援者
- 0.23%:アドバイザー
また、TGTのステーキングによって獲得できる「BEAST RAWDISK NFT」は、報酬プールからのインセンティブに加え、さらにTOKYO BEASTの収益シェアにも連動するため、NFTホルダーにとって二重の収益機会が期待されます。
TGT VIPカードについて
TGT VIPカードはエコシステムの中心的な役割を持ちます。
TGE時の初期配布だけでなく、将来のトークンインセンディブ、NFTホワイトリスト、ゲームの先行アクセス権などの特典が用意されています。
TOKYO GAMES TOKEN(TGT)のTGEまとめ
TOKYO GAMES TOKEN(TGT)は、2025年5月21日10:00(UTC)より、Bybit、KuCoin、MEXC、QuickSwapといった複数の主要取引所への上場を予定しています。
同日同時刻より、TGTのトークンクレーム(請求)も開始されます。
今回のエアドロップは、Telegram LOVE DROPに参加したプレイヤーおよびTGT VIP CARD保有者を対象としています。
該当者は公式サイトにアクセスし、Immutable Passportを接続することで、$TGTトークンの受け取りが可能となります。
日本のモバイルゲームの収益構造をWeb3に応用した先駆的な事例として、TOKYO GAMES TOKENは注目されます。
ゲームの成長とトークンの成長、ユーザー還元を結びつける経済設計は、Web3ゲームの新たな指針となる可能性があります。
TGEは5月21日を予定しており、今後の上場・新作タイトルの発表にも注目です。
参照:公式