東証グロース上場のアライドアーキテクツは3月9日、Pheasant Networkの開発を主導する株式会社PGLとパートナーシップ契約を締結したと発表しました。
狙いは、日本企業におけるオンチェーン実装事業の本格展開です。対象には、イーサリアムを軸としたレイヤー2(L2)や分散型金融(DeFi)のほか、ステーブルコイン、RWA(実世界資産)のトークン化、オンチェーン決済・運用などが含まれます。

今回の提携で両社は、PG Labsが担う技術供給、アライドアーキテクツが持つ企業ネットワークによる需要創出、そして同社自身による設計・推進を組み合わせた「三位一体」の体制を敷きます。
企業の事業要件整理から設計、実装までを円滑につなぎ、日本市場でオンチェーン活用を事業として前に進める支援体制の確立を目指す構えです。
アライドアーキテクツはリリースの中で、同社が保有する6,000社超の顧客基盤も活用しながら、概念実証で止まりがちな企業ニーズを実装可能な要件へ落とし込む方針を示しました。
背景には、同社が2026年1月に打ち出した「クリプト領域イネーブラー事業」があります。
主要ブロックチェーンを企業が安心して使える形へ再設計し、社会実装を後押しする事業として位置付けたもので、今回のPG Labsとの提携はその具体化の一手となります。
PG Labsは、AIを活用したインテント指向のクロスチェーンインフラ「Pheasant Network」にコミットしており、公式サイトでも30以上のネットワークをサポートするインターオペラビリティプロトコルとして紹介しています。
日本では多くの産業で独自仕様が進み、ステーブルコインやRWAを含むクリプト領域も例外ではないとしたうえで、同社が得意とするクロスチェーン対応を通じ、日本企業のオンチェーン実装を世界水準へ引き上げたい考えを示しています。
今後は、ステーブルコインやRWA、オンチェーン決済といった領域で、実際にどのような案件が立ち上がるのかが次の焦点になります。
