ラスメモ、Roninチェーン対応を発表 - GEEK経済圏の拡張へ
ブロックチェーンゲーム「De:Lithe Last Memories(ラスメモ)」を運営するGEEKは、これまでOasysチェーンのセカンドレイヤーであるGEEK Verseを基盤としてNFTやトークンを発行し、サービスを展開してきました。このたび新たにRoninチェーンにも対応することが発表されました。
Roninチェーンの特徴・ポイント
Roninチェーンで新トークン「rGEEK」が導入され、NFT(rNFT)を発行
新トークンはGEEKの価格に連動し、トークンエコノミーを強化
RoninチェーンのP2Eシステムが進化し、プレイヤーは使用するチェーンを選択可能。
NFTアップグレード機能が導入され、NFTのearnLvを強化できるように。
rNFTのミント機能が導入され、プレイヤーが自らrNFTを生成可能。
Roninチェーンとは?GEEK Verseとの違い
Roninチェーンは、大ヒットブロックチェーンゲーム「Axie Infinity」を開発したSky Mavis社が手掛けるゲーム特化型のブロックチェーンです。Axie Infinityだけでなく、PixelsやApeironといった数多くの人気タイトルが導入しており、世界最大級のゲームチェーンとして成長を続けています。
Roninチェーンのラスメモは、Web3ゲーマー向けに高度なP2E(Play to Earn)体験を提供し、これまで以上に深いWeb3体験が可能となります。
一方で、GEEK VerseはP2E初心者向けのエントリーポイントとしての役割を担い、それぞれのチェーンで異なるユーザー層に合わせたゲーム体験を提供することを想定しています。
Roninチェーンの新トークン・NFTを発行:GEEKトークンの価格連動
GEEKはRoninチェーン対応に伴い、新たに以下のトークンおよびNFTを発行する。
rGEEK(仮称): Roninチェーン上で発行・売買可能なトークン。
rxGEEK: rGEEKと交換可能なゲーム内通貨であり、rNFTの購入に使用。rGEEKとの交換レートが固定されている。
rNFT: rxGEEKを獲得できるNFTで、ドール・装備・ランドの3種類が用意される。
GEEK VerseではxGEEKをステーブルコイン的に扱ってきましたが、新たに導入されるrGEEKはGEEKの価格と連動するトークンとして設計されています。これにより、GEEKの価格が上昇すればrxGEEKの価値も上昇し、よりダイナミックな経済圏が形成されます。
RoninチェーンのrGEEKは、GEEK VerseのoGEEKと比較して高い価値を持つトークンとして設定される計画で、P2Eとしてより大規模な体験を提供されます。また、rNFTも高い価値を持つNFTとして設計され、供給量を厳格に管理する方針です。
一方で、GEEK VerseはP2E初心者向けのエントリーポイントとしての役割を果たし、rGEEKの価格が一定以上下落した場合でも、価格が固定されたGEEK Verseが価値のアンカーとなる仕組みが想定されています。
Roninチェーンの新Play to Earn体験
プレイヤーはゲーム内のビルドモードやランドダンジョンで使用するチェーンを選択可能となります。
有効化したチェーンのNFTのearnLvやBOX残高を参照。
有効なチェーンのNFTのみがBOXをドロップ。
つまり、固定レートのoGEEKを獲得するか、GEEKと連動するrGEEKを獲得するか選択可能になります。
有効化したチェーンのNFTのearnLvやBOX残高を参照し、そのチェーン側のBOXのみがドロップする方式が採用されます。
NFTアップグレード機能の実装
NFTのearnLvをランダムに上昇させる「NFTアップグレード機能」が実装予定です。
アップグレードにはoGEEKまたはrGEEKを用いた専用アイテムが必要。
各NFTごとにアップグレード可能回数の上限を設定。
初期earnLvが高いNFTほど、さらに高いearnLvを狙える仕組み。
NFTミント機能の導入
RoninチェーンのrNFTは、GEEK VerseのNFT(oNFT)ホルダーが自ら生成できるようになります。
GEEK VerseのNFTとは異なり、運営による定期的なNFTセールや刻印BOXでの入手ではなく、プレイヤー主導のミント方式が採用されます。
rNFTのmintには ★6のoNFT × 2体 + 専用アイテム が必要。
生成されるrNFTの価値はoNFTのearnLvや種類に応じて決定。
oNFTには存在しない新規NFTも登場予定。
スケジュールと今後の展開
システム改修規模や取引所への新トークン上場調整などの準備が必要なため、rNFTやrGEEKのゲーム内利用は2025年4月以降を予定している。
それに先駆けて、以下の施策が段階的に実施されます。
GEEK VerseのNFT(oNFT)のNFTアップグレード機能を先行実装。
初回限定のドールとランドのNFTセールを実施。
rGEEKの保有報酬、rNFTのBOXチャージキャンペーンなども検討中。
まとめ
Roninチェーン対応により、GEEK経済圏が拡大し、より多様なP2E体験が可能になります。新たなトークン「rGEEK」とNFT「rNFT」の導入、トークン価格の連動、P2Eシステムの進化など、多くのアップデートが予定されています。
GEEK Verseは初心者向けのエントリーポイントとしての役割を担い、Roninチェーンはより経験豊富なWeb3ゲーマー向けの経済圏として展開。それぞれのプレイヤー層に最適な体験を提供する仕様となります。
今後のスケジュールとして、2025年4月以降にrNFTやrGEEKのゲーム内利用が開始予定です。それに先駆けて、NFTアップグレード機能や限定NFTセール、rGEEKの保有報酬キャンペーンなどが段階的に実施される予定です。
GEEKのP2E体験は、Roninチェーン対応によってさらに進化します。今後の展開に注目です。