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ポケモンGOのAR画像データ、都市AI地図の学習に活用

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Pokémon GOのプレイヤーが日常的に撮影してきた写真やスキャンデータが、都市空間を理解するAIの学習データとして活用されています。これらのデータは、米空間AI企業のNiantic Spatialが開発するAIマップの基盤となっています。

ナイアンティックによると、ポケモンGOやIngressといったARアプリを通じて集められた現実世界の写真は、合計で300億枚を超えています。これらの画像には緯度経度の位置情報に加え、カメラの向きや端末の姿勢などの詳細な情報が付与されており、都市環境を多角的に捉えたデータとして蓄積されてきました。

多くの写真はゲーム内のランドマーク周辺で撮影されたものです。ポケストップやジムを訪れたプレイヤーが、異なる角度や時間帯、天候のもとで街の風景を撮影したことで、都市の特徴を捉えた膨大な画像が集まりました。

こうしたデータをもとに「ビジュアル・ポジショニング・システム(VPS)」と「ラージ・ジオスペーシャル・モデル(LGM)」を開発しています。街の建物や道路、看板などの特徴を画像から読み取り、現在地や向きを高い精度で割り出す技術です。

高層ビルが密集する都市部ではGPSの精度が低下しやすいとされていますが、この仕組みにより数センチメートル単位で位置を特定できるといいます。

この技術はすでに実社会での利用も始まりました。ナイアンティック・スペーシャルは2026年3月10日、配送ロボット企業のCoco Roboticsと提携し、ロボットのナビゲーションにVPSを提供すると発表しました。ロボットは搭載したカメラの映像をAIマップと照合しながら移動するため、GPSに頼らず都市の中で正確に位置を把握できます。

ナイアンティック・スペーシャルのCEO、John Hanke氏は、「ピカチュウが現実の街を自然に走り回るように見せる課題と、配送ロボットが安全に街を移動する課題は実は同じものだった」と語っています。

ポケモンGOを通じて世界中のプレイヤーが撮影してきた写真は、結果として都市の詳細なAI地図へとつながりました。ゲームの体験の中で集まったデータが、配送ロボットなど現実世界の技術にも活用され始めています。

参照:報道

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gemefi.town編集部

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