NFT発のエンターテイメント企業Doodlesは3月17日、独自開発のAI生成ツール「Doodles AI」を公開しました。自社IPのみを学習に用いたモデル「Prism 1.0」を据えて、画像生成を作成しています。
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— doodles (@doodles) March 17, 2026
今回のツールは、同社がこれまで5年間にわたり制作してきたオリジナルのイラストやキャラクター、色使いなどのビジュアル資産だけで訓練されている点が特徴です。

開発の背景について、創業者兼CEOのScott Martin(Burnt Toast)は「アーティストのクレジットや同意なしに作品がAIの学習に使われることが大きな問題だと感じていた」と語りました。そのうえで、「だからこそ自分たちのIPだけを使う道を選びました」と説明し、制作環境のあり方に対する考えを示しています。
中心機能となる「Reimagine」では、ユーザーがJPGやPNG形式の画像をアップロードすると、Doodles特有のタッチで描き直されたビジュアルが生成されます。出力はスタジオ品質とされ、作業時間は手描き制作と比べて約84,000倍のスピードに達するとしています。
実際、公式Xでの発表直後にはSolanaやBase、MoonPay、Binance.USといった関連企業のアカウントが反応し、「doodle me」といった投稿が相次ぎました。ブランドを横断した参加型の動きが早くも広がりを見せています。
同社はこのツールを起点に、映像制作への応用も視野に入れています。自社のAIだけで制作する長編アニメーション映画の公開を目指しており、2026年中にはテキストから画像を生成する機能や、画像を動画へ変換する機能の追加も予定しています。
NFTプロジェクトとしてスタートしたDoodlesは、近年、音楽や映像といった分野へ活動の幅を広げてきました。今回の発表は、その流れをさらに押し進める動きといえます。
