Visaは4月29日(現地時間)、ステーブルコインによる精算パイロットを拡大し、コインベース主導のイーサリアムL2「Base」を対応ブロックチェーンに加えました。直近ペースを年率換算した精算額は70億ドルに達し、前四半期比で50%増えています。カード決済の裏側を支える精算インフラが、マルチチェーン(複数ブロックチェーン併用)前提で広がり始めています。
Base公式Xは日本時間4月30日未明、「Base is now supported by Visa for stablecoin settlement」と投稿し、Visaの拡大に合わせてBaseがステーブルコイン精算の対応先に入ったことを知らせました。
Visaは既存のアバランチ、イーサリアム、ソラナ、ステラに加え、アーク、Base、キャントン・ネットワーク、ポリゴン、テンポを追加しました。対応チェーンは4本から9本に増え、パートナー企業は自社の要件に合うネットワークを選びながら、Visaを共通の精算レイヤーとして使えるようになります。
VisaはBaseについて、ステーブルコインやオンチェーン資産、AIエージェントによる商取引向けに、高速かつ低コストの精算を支える高性能ブロックチェーンで、コインベースが支援していると説明しました。
Visaは2025年12月、米国でサークルのUSDCを使う精算を銀行向けに広げ、クロス・リバー・バンクとリード・バンクを初期導入先に挙げていました。当時35億ドル規模だった年率換算の処理額は、今回70億ドルまで拡大しています。中南米、欧州、アジア太平洋、中東欧・中東・アフリカでもパイロットを進めており、50カ国超で130超のステーブルコイン連動カードプログラムを展開しています。
追加された5チェーンは4月29日付でサポート対象に入り、パイロットは9チェーン体制に移りました。今後は銀行や決済企業が、Baseを含む9チェーンの中から自社に合うネットワークを選び、ステーブルコイン精算を運用する段階に入ります。
参照:公式
