米上院では9月15日、クラリティ法案の審議入りを進めるためのクローチャー投票が行われる予定です。上院多数党院内総務のジョン・トゥーン議員が8月8日未明、法案の審議入り動議に対するクローチャー(討論を終結させるための措置)を提出しました。今回の投票は法案そのものの最終的な可決・否決を決めるものではなく、本会議で審議を進めるための投票です。

投票は9月15日に予定されています。可決には60票が必要です。共和党は上院で53議席を持つため、共和党議員が全員賛成した場合でも、民主党や無所属から少なくとも7票を確保する必要があります。
トゥーン氏は8月6日の時点で、民主党側が休会前のクラリティ法案の投票に応じない姿勢を取っていると説明し、9月の再開後に優先して扱う考えを表していました。その後、休会入り直前にクローチャーを正式に提出し、9月の投票に向けて動き出しました。上院は9月14日午後3時に通常会期を再開します。
法案をめぐる与野党協議では、連邦政府高官と暗号資産事業の利益相反を規制する倫理規定や、不正金融への対応などで意見の隔たりが残っています。上院銀行委員会の民主党トップであるエリザベス・ウォーレン議員は7月22日、更新版の倫理規定では利益相反への対応が不十分だと批判しました。共和党だけでは60票に届かないため、9月15日の投票では民主党などからどこまで支持を得られるかが問われます。
上院は9月14日にワシントンで通常会期を再開し、翌15日午後2時15分にクラリティ法案の審議入りを進めるための投票を予定しています。60票に達すれば、法案を本会議で審議する流れが進むことになります。
参照:上院公式X
