SBIグループは6月10日、DeFi融資基盤のMorphoが実施した1億7500万ドル(約280億円)の調達に戦略投資家として加わりました。日本の大手金融グループが、預かり資産110億ドル超のオンチェーン信用インフラに資本参加したことで、機関投資家のDeFi参入が投機ではなく実運用の基盤投資として進んでいることが鮮明になりました。
今回のラウンドは、Paradigm、a16z crypto、Ribbit Capitalが共同主導しました。SBIグループのほか、Apollo Global、VanEck、Circle Ventures、HashKey Capital、Wintermute Ventures、Ledger、Bpifranceも参加しており、暗号資産ネイティブの投資家だけでなく伝統金融の資金も集まる大型案件となりました。
Morphoは機関向けのオンチェーン信用インフラをすでに実運用に乗せており、Coinbase、Kraken、Binance、Galaxyがクライアントとして利用しています。こうした実績が、今回の大型調達につながりました。
Morphoは6月9日に、企業価値20億ドルでの調達完了を公表しており、今回の資金はオンチェーン信用インフラの拡大に充てられます。既存の取引所や運用会社が使う融資基盤を、より大きな機関投資家の需要に耐えられる形へ広げる段階に入ります。
SBIグループの参画は、日本の金融グループがDeFiを投機対象ではなく、実際に稼働する信用ネットワークへの基盤投資として捉えた動きです。参加投資家の顔ぶれを見ると、Apollo GlobalやVanEckのような運用大手に加え、Circle Ventures、HashKey Capital、Wintermute Ventures、Ledgerなど暗号資産業界の主要企業も並び、Morphoが機関向け信用市場の受け皿として位置づけられていることが分かります。
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