トム・リー氏が会長を務めるビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは、直近1週間で42,197ETHを取得し、イーサリアム総供給量の5%取得を目指す「Alchemy of 5%」戦略を前進させました。米上場企業がETHを主要準備資産として積み増す動きが、財務戦略として一段と大きくなっています。

7月5日時点のETH保有量は5,742,237ETHで、ETH総供給量約1億2,070万ETHに対する比率は4.8%です。1ETH=1,800ドルで評価すると、ETH保有額は約103億ドルに達し、現金や市場性証券などを含む暗号資産関連保有総額は111億ドルです。
同社は保有ETHの運用にも踏み込んでいます。2026年に立ち上げたMAVAN(メイド・イン・アメリカ・バリデーター・ネットワーク、ETHのステーキングを行う専用基盤)では、7月5日時点で4,879,157ETHをステーキングしています。これは1ETH=1,800ドル換算で約88億ドル相当で、保有ETH全体の約85%にあたります。
ステーキング収益について、リー氏はMAVANと提携先で保有ETHを全面運用した場合、7日間の年率換算利回り2.68%を前提に年間2億7,700万ドルの報酬を見込むとしました。現在の年率換算ステーキング収入は2億3,500万ドルで、ETHを保有するだけでなく、ネットワーク参加による収益化を組み合わせる設計です。
リー氏は米国の暗号資産規制をめぐる動きにも触れ、Clarity Actについて予測市場で成立確率が約50%と2週間ぶりの高水準になったと指摘しました。規制の明確化が進めば、イーサリアムのようなスマートコントラクト基盤が日常的な金融・決済利用に組み込まれやすくなり、ETH/BTCレシオの上昇余地にもつながるとの見方です。ショッピファイやビザのUSDC処理でイーサリアムのL2(処理を高速化する補助ネットワーク)が使われている点も、その文脈で挙げられています。
次の節目は、ETH総供給量の5%取得にどこまで近づくかです。7月時点で目標の95%まで進んでおり、2026年中の「Alchemy of 5%」到達が同社のETHトレジャリー戦略を測る具体的な確認点になります。
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