ブラックロックの「iShares Bitcoin Premium Income ETF(BITA)」は、ナスダックで取引されるビットコイン関連のインカム型ETFです。ビットコインの値動きに連動するだけでなく、オプション戦略を通じてプレミアム収入を得る設計で、価格上昇だけでなく月次インカムを重視する投資家向けの商品として位置づけられます。

BlackRock公式の商品ページでは、ティッカーはBITA、取引所はNASDAQ、スポンサー手数料は0.65%と示されています。分配頻度は月次で、ファンドのローンチ日は2026年6月9日、ベンチマークはCME CF Bitcoin Reference Rate - New York Variantです。
BITAは、ビットコインのパフォーマンスを追いながら、アクティブ運用のオプション戦略でプレミアム収入を生み出すことを目指します。BlackRockは、同ETFについて、直接のビットコイン現物エクスポージャーと比べてボラティリティを抑えながら、ビットコインの上昇余地の一部を取り込む可能性がある商品として説明しています。
運用構造では、既存のビットコイン現物ETF「IBIT」関連のエクスポージャーを活用し、主にコールオプションの売却によってインカムを狙うカバードコール型の性格を持ちます。このため、ビットコインが大きく上昇する局面では、直接保有や単純な現物ETFに比べて上値参加が制限される可能性があります。
投資家にとっての焦点は、0.65%の手数料水準、月次分配の安定性、オプション戦略による利回りと上値抑制のバランスです。BITAはインカムを得やすい一方で、ビットコインの急騰局面では収益機会の一部を手放す構造になるため、価格上昇を最大限取りに行く商品ではありません。
今後は、取引開始後の出来高、基準価額に対するプレミアム・ディスカウント、月次分配の実績、オプション戦略が市場変動時にどのように機能するかが評価材料になります。既存のIBITとは目的が異なるため、ビットコインへの値上がり期待とインカム需要をどう使い分けるかが投資判断の軸になります。
参照:公式
